富士山に見とれる昭和40年男。

車窓からの撮影なんで揺れてます
車窓からの撮影なんで揺れてます

新年恒例の挨拶回りで、バイク雑誌の編集長たちと静岡方面へ出かけた。毎年の恒例行事である。我が社のタフな働き者、ハイエースに朝まだ暗いうちに乗り込んで出発したのは一昨日だ。東名高速を西へと向かって走らせる。やがて空が明るくなってくると遠くに富士山がチラホラと見えてくる、大好きな道中である。そしてドーンと真正面に美しい姿を見せる。今年の富士の雪具合はご覧のとおりいいバランスである。富士は雪の帽子をかぶっている姿がやはりよい。

心が震える。いつの時代も日本人たちの心をそうしてきた。ここに神を見出すのは当然である。何度見ても感動は変わらず、むしろ加齢によって大きくなっているように思う。カラダは残酷に衰えていく一方なのに心は成長を続けているようで、よい栄養を送り込んでやる行動を常に心がけたいものだ。

おっさんになると涙もろくなる。上質のインプットにす〜ぐ泣く。これは心が成長を続けているからだと言い訳すればよい。若い頃に思い描いていたおっさんよりずっといいぜと思える。50歳を過ぎた自分なんて考えるだけで嫌気がさしていた10代の自分。「バカだなあ、お前」とタイムマシンに乗って頭をはたいてやりたいな。

美しい富士は上質の栄養を注ぎ込んでくれ、元気までもたっぷりとチャージしてくれた。

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