中綴じと平綴じ。

またまた業界チックな話であるが、僕の悩みを聞いて欲しい。次号は隔月発刊記念号となる。何かしたい。付録? うーん、昔の小学○年生みたいな紙で組み立てるのを付けたらみんな喜ぶだろうな。あとね、いつかやってみたい付録がソノシートだね。やっぱり組み立て式の手で回すプレイヤーも一緒に付けて、曲は当時のアニソンだね。スペクトルマンとかミラーマンとか、名曲がたくさんあるもの。ユーチューブで聴くのとは訳が違うでしょう。ソノシートで自分の手で回して聞くのは。小さな子供がいるお父さんだったらきっと尊敬されること間違いなしだよ。でもね、そんな予算をどこから捻出するかって話だ。付録を付けたから特別定価ってのもなんだかいい気分じゃない。そういえば一昨日の『浅草秘密基地』で常連の番長にステッカーを作ってくれと言われた。車ジャンキーの彼ならではだね。確かにみんなが車に貼ってくれれば宣伝にもなるから、近い将来にいつかやりたいなと思う。

現実的なところで、隔月スタートにふさわしい特集にしようとまずタイトルは『Who are we? 俺たちの正体』とした。自分たちを今さらながら知ろうという主旨の特集だ。うん、こいつはパシッと決まった。そしてもうひとつ悩んでいるのが今日のタイトルである中綴じと平綴じである。今までは中綴じと呼ばれる、センターページをホチキスで止めたもので、平綴じはマンガで言うとジャンプやマガジンのような、のり付けで束ねるものである。一長一短があり悩ましい。中綴じは痛みやすいのと安価なイメージがある。平綴じはページのセンターがパカッと開かないからちょっと見づらい。それと大きなネガティブになるのは棚に差されやすいということ。中綴じの雑誌を差してしまうというのは、書店としては半ば売るのを諦めたようなものである。商売であるから書店さんだって一冊でも多く売りたい。ところが平綴じは差しても雑誌タイトルは見えるから、なんとなく安易にさしてしまう傾向があるように思えるのだ。

うーん、悩ましい。昭和40年男はコレクション世代でもあるから、痛みにくい平綴じは支持されるかもしれないな。本棚に差していい感じだものね。と、今日が表紙原稿の入校日なのである。さてさて、僕はどんな決定を下したのでしょう? その答え発売日に書店であきらかになる!!

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