50歳の夏に燃える昭和40年男。

九州出張からどんよりとした空が1週間以上続いたが、先週末に久しぶりに青空が見えた。と思ったら暑い日が続き、まいってるタメ年諸氏も多いのではないだろうか。加齢とともに暑さ寒さに弱くなってきたと、そんな声がよく聞かれる昨今だ。僕は寒さの方はすっかり苦手になってしまったが、夏のギンギラ太陽には強い。汗が噴き出す快感はいまだにハイになる。

ひまわり去年より、区の職員の方が世話をしてくれている近所のひまわり畑はこのとおりで、夏の空と風に喜んで泳いでいるようだ。ビアガーデンへの誘いもチラホラとあり、いよいよ夏本番が近づいてきた。ついに51回目の夏を迎えることになる。

幼少の頃より、夏の度に大きく成長してきた。今もその意識は変わらない。もっとも10代の頃のようにドラスティックな経験はなくなってしまったが、それでもワクワクする気持ちを持ち続けて過ごすから、夏の終わりはセンチメンタルジャーニーになる。

昨日の浅草秘密基地には、40代最後の夜だという美しい女性が参加してくれた。「俺もすぐ後を追うよ」なんて笑いながら、ここから60歳までをどう生きていくかなんて話を楽しんだりした。一方では高校時代の同級生が2人で来てくれて、互いにここまでよく生きてきたなんて爺さんみたいな会話をしながら、昔話に花が咲いていた。不思議なものであの頃へと意識が飛んでいってしまう。思い出せないこともあるものの、まるで昨日のことのようによみがえる記憶の数々は恥ずかしいものばかりで、今さらながら赤面してしまうような気持ちになる。だが、あの捨て身の経験の数々が今を作っているのだと再確認したりする。

もう50歳になるんじゃなく、まだ50歳なんだと思いたいですな。当時よりもちょっとだけ責任が重くなったタメ年諸氏たちだろうが、そんな衣はじつは自分でつくってしまった臆病がほとんどかもしれない。ちょっと勇気を出して衣を脱ぎ捨て、若き日の自分のように積極的な挑戦をすることが、60歳までの次の10年期を豊かにする。その最初の季節となるこの夏は、捨て身のでっかい経験をひとつ加えてやろうと企んでみようか。さあ、夏本番が目前だ!!

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