昭和40年男を唸らせるこの一杯!!

スーラータンメン20年に渡って愛する、酸っぱくて辛い不思議な一杯がこの『酸辣湯麺』だ。今でこそちょっとした中華料理店にはラインナップされているが、20年前はまだまだマイナーな存在だった。当時80㎏近くまで太ってしまった原因のひとつにもなったほど、僕はこの料理に惚れ込んだ。

当時は事務所が赤坂にあり、知り合いから紹介されたのが会社からほど近い中華料理店の『榮林』で、ここの『元祖榮林酸辣湯麺』なるメニューをぜひ試してみろと言われた。ランチタイムのお値段で1,200円とはずいぶんお高いが、その価値は絶対にあると自信満々だった。ならばと大枚(!?)を懐に出かけてみた。店に入ると酸っぱい香りがするほど、ほとんどの客がこのメニューをすすっているのだ。知らないで他のメニューを頼んだら恥をかきそうなほどで、席に着くなり僕もそいつを頼んだ。

出てきてまずスープをすすって衝撃が走った。と同時にむせた(笑)。それまで体験したことのない酸っぱさと辛さのハーモニーだった。以来、病み付きになった。このスープとご飯の相性がよく、僕はコイツとライス二杯をかき込むランチに週に2回は行くようになってしまい、結果ぶくぶくと太ったのだ。このままではいかんと一時は月に2回までと制限したほどだ。赤坂から事務所が浜松町に移ることが決まり、引っ越し前日のランチは別れを惜しむように出かけたのだった。よく考えたら別れって程の距離じゃなかったのだが、そんな行動をするほど愛していた。

つい先日赤坂のクライアントと打ち合わせがあり、当然ながら出かけた。変わらぬうまさに舌鼓を乱打した僕だ。この店以外の『酸辣湯麺』もいただくことはあるが、ここよりうまいのに出会ったことはない。50年以上赤坂で営んできた重みと、元祖(店によると)が成せる技なのだろうか。昭和生まれのこの一杯は、この日も満席のランチタイムで次々と運ばれていた。最寄りにお出かけの時はぜひ試してみてほしい。消費税込みの1,296円は高いが、そのコスパは十分に感じられるはずだ。ライスをつけることもオススメする。そうそう、ここが監修している袋入りもあるからお試しあれ。店より劣るのは仕方ないがなかなかの再現で、我が家にはいつも常備してある。おっさんを唸らせる昭和グルメでした。

   

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