締め切り地獄だー、でもビール。

発売を直前に控えたこの状況でだ、それでも浅草秘密基地は盛大(!?)に開催される。
そして当然のことながら、みなさんを待ち受ける僕は会場へと足を運ぶ。
会場はみなおいしそうに呑んでいるバーであるが、
精神力の強さには定評がある僕は当然ウーロン茶で我慢する。

うーっ、ごめんなさい。嘘つきました。ビールもらいました。
同時に自分の首を締め付けたのであった。
まさかこのタイミングで編集部員が現れるはずはないと思っていたところに、足立が登場した。
さすがである。昨日かなりのハイペースで次々と原稿その他を送り込んできたのはこういうことか。
やつだけは8月31日に缶蹴りなんかしちゃっていたのかもしれないと思いつつ、
45年間生きてきてまったく成長しない自分にあきれるのだった。
まっ、今日はバッチリで書いて書いて書きまくるからね、きっと大丈夫だよーん。
いよいよ、今年最後となる『昭和40年男』の仕上がりが見えてきた。
もう数えきれないほどの台割り変更をしてきたが、先ほど仕上がったものが一応最終だろうと思っている。
今回も自分にとってはさまざまなチャレンジをしていて、もちろん最高傑作を狙い邁進しているのだ。

さてそんな中で、昨日も楽しく過ごした浅草秘密基地での話題は、『龍馬伝』から始まったドラマの話だ。
大河ドラマとは壮大なるエンターテインメントである。
僕と足立はこのコンセンサスの中で今回の龍馬伝について、
またこれまでの大河の名作たちの話にしばし興じた。
福山さん、香川さんは大きなプレッシャーの中でよくがんばったよ。
話は急展開して『池中弦太』、『熱中時代』、『太陽にほえろ』などなど
みんなが笑い涙した作品を徐々に思い出していく。
共通しているのはテレビが一家に一台だったことだ。
これは作り手としても大きな要素で、第一に考えなければならいのは
まさしく大人から子供までが楽しめるということ。
そうそう、金八先生の脚本を書いた小山内先生が
最近はくだらない恋愛ものばかりと嘆いていたっけ。

情報量の肥大傾向はこれからもますます拍車がかかっていく。
それは便利なことで、豊かなことである。
だが、僕たちが過ごしたあの時代が不便で貧しいものだったかというとそんなことはないだろう。
たった1台のテレビのチャンネルをみんなで共有する。
時には最大公約数的に決定され、また時には父親という絶対権力者によって決められた。
そこに不満はあったが、我慢するということも学び取っていたのだと思う。
と同時に、家族で同じ価値感を共有するための大切な時間でもあったのだ。
『高原へいらっしゃい』というドラマに話が及んだのはうれしかったなあ。
というのも、僕の家ではものすごく盛り上がったものの、学校ではまったく話題に上らず
マイナーな番組とばかり思っていたから、あえて話題に出さなかったのだ。
足立が名作とまでいうじゃないの。みなさん見ていましたか?
高原のホテルがすったもんだのすえドンドンとお客さんを呼び込んでいく、サクセスストーリーです。
あっ、これって『王様のレストラン』みたいじゃないの。ふーむ。

で、昨日の浅草秘密基地の来場は僕を含めて3人という、
締め切り中で無理したのになんとも寂しい結果とはなったが、
暖かい話に終始して気分よく地獄へと戻ったのさ。
がんばりまっちゅ。

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