大編集後記その参。特集のスタートは欽ちゃん走り!!

発売が明後日に迫ってきた。何度迎えても慣れないもので、不思議な緊張感でその日が来るのを待ち、当日は書店で我が子を見るように眺める。さて今号はどんな戦いをしてくれることやら。

今回の特集はインタビューと、かつて俺たちを夢中にさせた番組のシーンの写真で埋められることになる。ビジュアル的なバリエーションが狭く、デザインの変化に乏しくなる。たとえば前々号の特集『夢のモーターショー』なんかは、取り上げたネタで自然と変化がついている。スーパーカーのページでは実車の撮影と『サーキットの狼』のマンガからのシーンを使い、これだけで視覚的には大きなバリエーションとなる。西部警察のスーパーZでは、大門部長刑事がライフルを構えたカットが調達できて、これも強くアピールしてくれて変化がつくじゃないか。実車、マンガ、インタビュー、ドラマや映画の場面写真と、変化だらけのビジュアルで特集を構成できる。比べると今回はグーンと少ない要素で作らなければならない。

当初から、特集のご挨拶となるトビラページは欽ちゃん走りで作ろうと考えていたが、実際の写真で作るとそれでなくても変化に乏しいところで、他のページとの差異がなくなってしまう。そこで思いついたのがこのアイデアだ。カメラマンの松田に、本文で使った欽ちゃん走り以外にも撮影したバリエーションカットをもらい、デザイナーにはいろんな欽ちゃん走りをシルエットにして、色をたくさん使って賑々しいビジュアルを作ってほしいと伝えた。そしてあがってきてものをキャッチボールしながら、最終的にこの2パターンが完成したのだ。

25トビラ001

25トビラ002

これに文字要素を入れ込んで最終はどちらを使って仕上げたか? この素晴らしいビジュアルをどう使ったのか? 明後日の書店で確認していただきたい。ふっふっふ。

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