第4号の大編集後記。〜線路は続くよどこまでも〜

特集内に少し抜けたページが欲しい。
となると前号同様、俺がなにかやるのが手っ取り早いということで
行ってきました、鈍行列車で鹿児島まで。
前号はチャリンコで宗谷岬への旅をした俺は、今号では最南端を目指したのだ。

ギュウギュウに詰め込めば2日間で行けるが、それでは読者のみなさんへの提案にはならない。
寄り道したり、夜は美味いものを食べたりと、そんな行ってみたくなるような旅にしたい。
テーマは旅心なのだからと、3日間のロケに決定した。
7月の下旬には、この企画をやることに決めたのだが、スケジュール帳はビッシリである。
この時点でなんとか組めるのは、結局〆切のギリギリになってしまうが、8月の17日からの3日間となった。
キツイ、自殺行為ともとれる日程での強行軍が決定したのだ。

鉄道系の雑誌や、列車旅の特集などを研究した。
どれもバッチリといい風景の中に電車が収まっている。
が、こういう誌面でないだろうなあ。電車が主役ではないものなあ。
前号のチャリ企画は過酷さに嵐ともいえるほどの悪天候も手伝い、
誌面をつくるという意味では結果的にいいコンディションだった。
だが、今回はそれがない。
「駅弁100食とかどうですか?」と、武田。
「うーん、できるだけ食ってみよう」
だが今どき、車窓から駅弁を買えるなどという駅はない。
昭和40年男幼少時代のままで風景が止まっていて、本気であの変な容器に入ったお茶とか、
冷凍みかんを思い浮かべていたのだから、しょうもない俺たちだ。

あまりつぶやかない俺に
「ツイッターに5・7・5調でつぶやいて誌面にも活かしましょう」
とは、副編小笠原からの提案だ。
「うん、あまり自信はないけどやってみるよ」
と、1日に何度もつぶやくことになり、それなりの成果を得た。
5・7・5については、すべてを誌面に掲載したので、ぜひ採点してちょうだいな。

1,600kmの車窓に心を揺り動かされた俺だった。
そんな旅心が、みなさんに伝わるだろうか?
おバカなド頭ページに乞うご期待ですぞ。

さあ、いよいよ明日、全国の書店の棚が大騒ぎだぜ。

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2件のコメント

  1. 第4号、発売おめでとうございます。

    さっそくGETしました (^^)v

    週末は「40年男」三昧です。

    • 早速のご購入ありがとうございます。感謝感激の涙です。じっくり読んで感想なども聞かせてください。

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