クラシック・ロックが受け継がれる。

ホテル・カリフォルニア若くてカワイイお娘さんが僕に言った。
「ホテル・カリフォルニアを歌ってください」と。舞台となったのは読者ミーティング『浅草秘密基地』の会場となっている浅草のショットバー『FIGARO』だ。僕はいつも、みなさんが来店くださる前に弾き語りの練習をしている。秘密基地で披露するための大切な準備であり、大好きな歌を演奏することで、心の底から空気を吸える極上の時間でもある。ここに、近所の喫茶店で働いているカワイイお娘さんが、休憩時間の30分を過ごしにくるのだ。もじもじと恥じらいを見せながら、マスターに相談しながらのリクエストに、おじさんは喜んで乗った。そして「今度はタイム・アフター・タイムをお願いします」と来た。なんでそんな古い歌ばかり知っているのかたずねると、父親がカーステレオで流していて、幼少の頃に親しんだと言うのだ。僕らより5つほど上のお父さんだとのことで、きっと『ホテル・カリフォルニア』のヒットはリアルタイムで知っている世代で、その点ではちょっとうらやましくも思える。

うちの息子もこのお嬢さん同様に、古いロックばかりが自然と身に付いている。クラプトンにはずいぶんとハマったようで『レイラ』なんかをギターで弾く。ストーンズやザ・バンド、ディランやツェッペリンなんかも好んでいるようだ。幸せなことに、クラプトンとニール・ヤングはライブにも連れて行ってやって、子供ながらに体験しているのだ。ただ、ビートルズを聴いていないのも親譲りになってしまったのは、ちょっと申し訳ない気分である。きっと昭和40年男たちは、子供にロックを染み込ませながら育てた者が多くいることだろう。

最近のお父さんたちは子供にどんな音楽を聴かせているのだろう。自信を持って聴かせることができているのだろうか。どんなコンサートだったら連れ出すのだろうか。ちょっと興味がわいてきた。幼少のときに聴いた音楽の影響は、その後の人生に多大なる影響を残す。僕自身も親父には感謝していて、小学生のたしか3年生くらいの頃よりクラシックを聴かせてくれたおかげで、後にギターを弾くようになり、歌うようになったのだと確信している。息子もきっと僕がロックを聴かせたことを感謝しているはずだ。

次回の『浅草秘密基地』までに『タイム・アフター・タイム』をマスターしなければならない。って、そんな余裕がこの年末にあるわけなく、年明けまで待ってもらうことになりそうだが、若いお嬢ちゃんのために一肌脱ぐぜ。

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1件のコメント

  1. 我が家の二人の愚息も、六十年代からのアングロサクソン・ロックに夢中です。
    ビートルズ、ストーンズ、ツェッペリンに始まりオアイスやアクモンに至るブリティッシュに特に傾注。
    嬉しく思っています。

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