バイク雑誌の仕事。

みなさん、昨夜は盛り上がりましたか?
さぞかし寝不足のことでしょう。
ありきたりかもしれないですが、感動をありがとうですね。

俺はバイク雑誌の〆切で追い回されていた。
日本中が熱狂している昨日、最終日を迎えたのは『風まかせ』という大人向けのバイク雑誌だ。
ちょっと解説すると、俺たち世代はまさにバイクブームを牽引した中心層である。
1982年に国内販売台数の頂点を迎えた。
そのころを振り返れば、きっとクラスの1人や2人は停学だの骨折って入院しただの、
バイクのトラブルを思い出す昭和40年男も多いことだろう。
やがて多くの人はクルマへと心は移っていき、バイクから遠ざかっていった。
そんな大人たちがバイクに戻ってくることを業界ではリターンライダー(そのまんま!)と呼ぶのだ。

企画立案は5年前にさかのぼる。
このリターンライダーがにわかに騒がれ始めた。
バイク雑誌をいくつかつくっている出版社としては見逃す手はないとアレコレ企画を考えた末、
大人向けバイク雑誌の名作『風まかせ』が誕生したのである。
俺の仕事は『昭和40年男』同様、雑誌名から方向性、コンセプトやテイストにいたるまでを根性で作り込むことだっだ。
徹底的に年上のライダーたちと話し込んで、当時の社会の流れなども加味して見出したテーマが“和テイスト”だった。
バイクというとなんだか横文字が並び、外人の方が似合うイメージだが、
日本の4メーカーはそのまま世界の4メーカーであり、日本の重要な産業なのである。
ここに“和テイスト”を持ち込むことに、なんら不思議はないと考えた。

堀江さんが時代の寵児としてもてはやされ、チョイワルオヤジがカッチョイイとされ、
そこにカウンターとなるように「国家の品格」なる書がベストセラーになっていた頃だ。
うちもバイク雑誌業界でカウンターカルチャーを作れると、この世界観を創りあげながら身震いしたのだった。
タイトルもズバリ“風まかせ”としたのだが、これが企画段階ではものすごく評判悪かった。
俺はこれ以上ないタイトルだと自信を持っていたのだが…。
いやいや、この酷評こそがカウンターには大切なことなのだということを、身を持って体験することができた。
まんまとターゲットである大人たちから大きな支持を受け、
またひとつ伝説を作っちゃったのである(ちょっと言い過ぎ)。

毎回、表紙を作り込む。
とくにタイトルは重要であることはいうまでもなく、今回は“我、心のままに旅する男なり”とした。
ここでも“和テイスト”を大事にする。
これまでも“我、懲りない男なり”とか“我、生涯現役なり”とか、名作が多い(笑)。
編集部内では“我なり語”と呼んでいるのだ。

そんなタイトルワークと、毎号やっている重い仕事が入魂の詩を綴ること。
ぜひ、立ち読みでもよいですから書店をのぞいてみてください。
特集のド頭で「昭和40年男」でも大活躍してるカメラマン武田のすばらしい写真を邪魔するようにのっけている。
発売は7月6日ですよーん。

とまあ、昨日はこんなことをやっていたのさ。

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4件のコメント

  1. こんにちは。
    今日はバイクで出かけてきました。途中、山間に差し掛かるとポツリと水滴がシールドに。そして小さなパーキングエリアの入り口が見える。カッパを着るか、ホンのちょっとだからそのまま突っ切るか…、10秒くらいで時間切れになってしまいそのままGO!

    すげ~土砂降り、そしてけっこう広範囲。バチバチと大粒の雨に打たれて、濡れたメッシュジャケットは寒いったならいのですが、なんか楽しい。朝から降ってたら乗らないのに、なんだか変な乗り物ですね。
    行先は神社、大祓いですよ、半年終わっちゃいましたよ。あせるぜって、阿部敏郎か!?(^_^;)

  2. カッパってなんであんなに着るのがかったるいのでしょう。同じような経験を何度もしています。その後悔が次の旅で役にたたないのは、俺だけでしょうか?

  3. 毎度、風親父です。
    当方は残念ながら「リターンライダー」ではないのですが、今年でバイク歴32年をすぎ33年目に突入しました。
    確かに我々の世代は「バイクブーム」の真っ最中でありながら「3ナイ運動」で乗れなかった人たちが多く、リターンライダーが多いのは当然ではないかと思います。
    当方の私見ですが、32年乗っていても飽きないのはバイクが素晴らしい乗り物だからだと思います。
    いまだに年に2回はロングツーリングに出かけますが、昨年夏に70代(と、思われる)の先輩ライダーから「にーちゃんツーリングか?、バイクは楽しいな~」と声をかけられたときに、生涯楽しめる趣味だと実感するとともに我々よりも更に迫害されてきたであろう先輩たちのバイタリティーのすごさを実感しました。
    自分もあと20年後くらいには気軽に声をかけバイクの楽しさを伝えられる先輩ライダーになりたいと思っています。

  4. バイク歴32年はすばらしいですね。乗り続けることで男はずっと成長しますから。互いに現役ライダーにこだわりましょう。

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