もうすぐ春ですね。

キャンディーズ 春一番

本日、立春である。大安であり、バカ息子の誕生日でもあり大変めでたい。東京は気温が上がっていて春の到来を思わせる、まさに立春らしい日になっている。今日は月曜日恒例の『浅草秘密基地』だから、みんなでこのめでたい日を祝おうじゃないか。お待ちしてます。

迎春から立春となり、実際のところ春らしい日々となるまではもう少々かかるが、太陽の光はずいぶんと柔らかくなってきている。心軽く、ウキウキする季節がもうすぐそこだ。そんな気分を味わえる立春を迎えた昭和40年男に流れてくるのが、キャンディーズの名曲『春一番』でしょう。つくしや猫柳、カエルの子まで登場させて賑々しい春をイメージさせる。聴いている側に絵をはっきりと浮かべさせるのは、まるで俳句のようですな。そして春への期待感で恋をしようと呼びかけるなんて粋じゃないの。最近はこういった粋な曲がめっきり減った。音楽に求めるものが変化するのは仕方ないことで、いつの時代も動くものだ。どんな曲が支持されるのかを、作り手サイドが決められるものじゃない。でも、同じような言葉ばかりを連呼している曲は、昭和40年男にとってつらいものでしかなく、だから昔の曲ばかりを好んで聴いているのだろう。

『昭和40年男』が制作に参加させてもらった河口恭吾さんのカバーアルバムは、きっとそんな僕らにフィットする内容になるだろうと期待している。インタビューのときに彼が口にしたのは、普遍的な言葉を持つ歌という言葉だった。プロデューサーの川原さんは、昔のふっくらしたサウンドにこだわるとおっしゃっていた。その話し合いの日から約2ヶ月を経て、明日彼と会う約束になっている。作業はずいぶん進んでいるようで、完成のイメージはできているはずだ。一体どんなアルバムになっただろう。選曲は僕らのど真ん中であり、ジャケットは池沢さとしさんが描いたもので、僕の提案もいくつか聞き入れてもらっている。本格的な春の到来となっているだろう3月20日が発売予定で、春へのワクワク感と同様に楽しみである。

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4件のコメント

  1. そういえば、春一番もアントキノイノキもあまりTVでみませんね。なんて?ネ。
    今日はKYON2と山下達郎の誕生日だそうです。ついでに私の母の命日です。(一周忌)
    スーちゃんも亡くなってしまいました。昭和歌謡は有機質、最近の音楽は無機質に聞こえるのは年のせいでしょうか?キャンディーズ大好きでした。蘭ちゃんのファンでした。トライアングルは嫌いでした。だって可愛くないんだもん。(笑

  2. 所ジョージの名曲に「春二番」というのがあります。私が初めて買ったレコード「寿司屋」のB面でした(笑)

    • 知らん。聴きたいっす。『浅草秘密基地』にてぜひ!!

  3. 先日はブログを見に来て下さいましてありがとうございました♪
    河口恭吾さんのアルバム、今からたいへん楽しみにしています。
    「ゆうひが丘の総理大臣」の曲目のセレクトのところで「そうそう!その通り!」とハートをわしづかみにされました(笑)
    それと、最近は、季節がうまく表現されていて、景や情景が自然と頭に浮かんでくるような曲が少ないというのも、私も編集長さんともう全く同感です! 「なごり雪」のような曲ももう出てこないのかな?といつも思っていますよ。

    2/9夜の大阪でのイベントには参加できないかもしれないんですが・・・編集長さんには一度ひとめお会いしたいです!(ファンみたいなコメントですみません(笑))

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