表紙で振り返る令和4年 ~あばよ!

春は別れの季節だ。というわけで『俺たちの別れ』とタイトルして臨んだのが 3月11日発売号 (vol.72) である。どうだいこの表紙と、強く強く胸を張っただった。これを出せる幸せを噛み締めた日が昨日のことのようだ。

 

『昭和40年男』だからこそ作れる、こういったメンタル系の企画が僕は好きだ。かつて『俺たち ど根性世代』(vol.60) なんてタイトルで放ち、社会に喧嘩を売ったつもりでワクワクしていたのだが、物議は呼べなかった。情報バラエティとかで、しかめっ面したコメンテーターが「ひどいですねー」なんて言ってくれたら、一躍有名になれると妄想していた。だが『昭和40年男』だからなと、世間は受け入れてしまうのである。

 

特集冒頭の扉ページは、いつも何度も何度も書き直しながら仕上げるメッセージである。1998年より始まった、バイクや音楽雑誌を含んだ編集長人生で綴った扉ページでは初となる、ですます調で書き上げた。「春は出会いの季節です。そして別れの季節です。」で始まったメッセージは、「強くやさしき男たちにこの特集を捧げます。木綿のハンカチーフのご用意をお忘れなく。」で、締めた。ここにさりげなく松本 隆さんを入れ込んだのはなかなかいいんじゃないの? 初のトライとなったですます調によってもたらされた雰囲気が、別れの特集にしっくりきたのだった。

 

さらに手前味噌ながら、内容的にもよくできた一冊になった。扉の直後に柳沢慎吾さんのインタビューを置いて軽快に始まった特集は、俺たち世代が見てきた別れの数々をドッカーンと集めた。テレビドラマや特撮ヒーローものの最終話とか、山口百恵のラストコンサートの目撃者によるレポート、江口寿史さんにもマンガの最終話について語ってもらった。もしもっ、まだ手に入れていない方は こちらからご購入できますよーっ。ぜひっ!!
 

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