神無月。

「おーい、神様ー、どこ行っちまったんだよー」「出雲じゃよ、ああ、忙しい忙しい」と、本日月が変わった。残り2枚となったカレンダーを眺めながら我想ふ。このカレンダーをセットして一年の仕事を終えたのが、つい昨日のことのようだ。またも、一年が過ぎ去ろうとしているのだ。光陰矢の如しとはよく言ったもので、本当に一瞬にすら感じさせられてしまう。

 

10月のは、全国各地へと出向いてはイベントをこなす、コロナ以前のペースが完全に戻った。今週末も鈴鹿サーキットでトークショーがあるし、来週末はカワサキとの共催イベント「カワサキコーヒーブレイクミーティング」の千秋楽となる。するってえと「よいお年をお迎えください」を放たねばならず、その場面がそろそろ増えてくることになる。そんな11月らしく、今日の東京は冷え込んでいて今夜は鍋でもつつきたい気分だ。

 

今年の出来事を振り返る場面が増える。残念ながら今年もコロナに翻弄されてしまった。そしてロシアのウクライナ侵攻や中国の暴れっぷり、北朝鮮のミサイル乱射などなど国際情勢は完全に危険水域に入ってしまった。経済も日本にとって極めてよろしくない状況に陥っていて、お隣韓国のように家が一生買えない国に接近している気がする。いいことと悪いことの収支を考えると、完全に赤字決算になりそうな令和4年である。ここからの挽回を望みたいところだが、なんともいい材料が見つからない。

 

が、社会のせいにしてボーっとしているのは、俺たち世代のがらじゃない。できることをできる限りやる。悪い悪いと愚痴ってしまったが、そんな暇があったら走れである。走った分は確実に筋力になるはずで、こんな時代なんだからこそ俺たちは筋肉質な心を育てよう。一向に凹まないお腹は筋肉質にはならなくとも、俺たちは「キャシャーンがやらねば誰がやる」世代である。当事者意識を常に持ちながら、思考停止しがちな現代社会に「喝っ」と言い続ける爺さんになるしかない。さあ、残り2ヶ月を共に走ろう。
 

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