日清クオリテイ。

急に食いたくなったのは、現在絶賛好評発売中の 総集編『奇跡の昭和FOOD SHOW』のせいだ。旦那ダンナ、これ地味だけど傑作ですぜ。一家に1冊『奇跡の昭和FOOD SHOW』だな。

 

カップ焼そばは断然「ペヤング」派で、「U.F.O.」はおそらくガキの頃一度食ったきりのような気がする。どっちの味に軍配というより、にとってペヤングはスタンダードであり、“四角くって食べやすい” からだ。『奇跡の昭和FOOD SHOW』ではペヤングとバーサスのページを作ったわけで、この他のセクションでも日清さんには散々ご活躍いただいた。この感謝の気持ちを込めてと、つい先日U.F.O.に手を出したのだ。パッケージを開けてまず感動したのが、この湯切り装置だ。昔からあったのかどうだかも記憶にないながら、カップヌードルの蓋止めシール (廃止したそうだが) だったり、日清さんの細かな工夫というかユーティリティというか、感心させられることが多い。編集後記にも書いたが、かつてペヤングを湯切り中に地面に落としてしまった僕としては好感度大だった。

 

袋入り焼そばでは、断然「日清焼そば」ファンなのだ。♪日清焼そば焼こう~ のテーマ曲が、俺たち世代には心の奥底に染み付いていることだろう。そう、日清さんはCMもうまい。♪あーらよっ、出前一丁 だったり、傑作だなあとえらく感心させられたカップヌードルの「Hungry?」だったり、印象深くキャッチーなのが多い。なんだか褒めすぎだな。

 

こんなことをつぶやきながら、まずいことに気がついた。今日は広島にいてホテルで夜を過ごす。安宿で一人はなんとなくさみしいから、ついつい焼酎を多めに買ってしまい、お腹が減ったら嫌だからとカップ麺も買ってしまう。自分で自分を制して家に持って帰ることもままあるが、ほとんどは誘惑に負けるバカ者だ。せっかくスーパーダイエッターを貫いているのに、出張の夜は思考をぶち壊してしまうのだ。そして加えて、傑作 (しつこいっ) の『奇跡の昭和FOOD SHOW』の作業による残像が、今だ脳裏に焼き付いている。今宵は表紙で主役に抜擢したカップヌードルが食いたい。日清さんよお、いや、安藤百福 (開発者・創業者) さんよお。あなたは罪な人ですよ!!
 

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1件のコメント

  1. 本当に同感。日清さんは非常に広告が上手い。今のカップヌードルのトムヤムクン味のCMもそうですし、常に話題のクリエイターと手を組んでやっているのがすごいし、時にシュールで攻めたCMも作っていたりします。個人的に記憶にある日清のCMは『AKIRA』の大友克洋さんがキャラデザインをしたFREEDOM編のCMで、CMのために一本、ストーリー性のある重厚なアニメ作品が作られた事も驚きですし、永瀬正敏が20世紀の歴史的な出来事の映像に合成でカップヌードルを持って立ち会うようなタイムスリップしているかのような映像の『20世紀カップヌードル編』も面白かった。こないだNHKスペシャルで山田孝之がバブル時代の東京の映像に合成で登場してタイムスリップしていくと言う番組もあったけど、その時も過去に撮られた映像の人との演技が上手く、その場に本当にいたかのように見えたのがすごかったです。いやー、日清さんもこれ見て喜んでますよ、きっと。

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