兜と孫。

浜松町のアイドルは、現在こんなことになっている。兜に鯉のぼりとはなんとも豪勢じゃないか。GWも後半となっていよいよこどもの日が近づいてきて、世のおじいちゃんたちはきっと目を細めて過ごすことだろうな。息子に女の子の影がさっぱり見えないには、うらやましいったらない。

 

先日、中学時代の友人がFacebookにステキなのを投稿していた。自分が買ってもらった兜飾りを息子に使い、この度孫へと継承したとのこと。ねっ、ステキでしょ。兜飾りや雛飾りはそうそう傷むものでないから継承は常かもしれないが、僕ら世代の親はガキの頃戦中戦後だから、そんな贅沢品はほとんどが持っていなかった。空襲のなかった地方で蔵のあるような立派な家ならいざ知らず、日本中が貧しかった時代だ。だから僕ら世代はほとんどが新品を所有していたのではあるまいか。いや、僕ら世代だってまだまだ貧しかったから、買ってもらえない方が多かったかもしれない。

 

前述の友人のように、継承していくのはモノだけでなく、自分自身がガキの頃過ごした端午の節句への想いもセットになる。僕も自分に買い与えてくれた兜を飾って息子の節句を祝いながら、自分がこどもの日や兜を出すのをどれほど楽しみにしていたかを毎年語った。それを僕ら世代には、孫に語れる方が増えてきたということだ。いやはや人生の幸せとはこういうのを指すのですな。おめでとうございます。

 

孫がまだいない、もしくは孫が女の子という同世代諸氏と明後日は端午の節句を祝う。子供がえりを楽しむ「東京麻布秘密基地」で、新聞紙で兜を折ってみんなで記念撮影する。さらに、魚雷戦ゲーム世界選手権を行ったりもする。バカだ、バカすぎるが参加者一同真剣だ。それこそが子供がえりである。皆さんも童心に戻って、新聞紙兜を作ってはいかがだろうか。幸せなおじいちゃんは、ササッと折ってえっへんと胸を張ってくだされ。折り方を忘れた? こんなのがあるからご安心を!!
 

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