来生たかおさん登場 ~大編集後記。

 

まだまだ続くよ~、大編集後記は。最新号 (vol.72) は発売されたばかりだし、時事ネタの少ない『昭和40年男』はいつ買っても楽しめる本だからね。今日もいかせていただこう。

 

4つのセクションで作った特集の、第3章は「プロのみぞ知る世界観」と名付けて、そのトップに来生たかおさんが登場である。『昭和40年男』の12年の歴史で初登場となる。それが不思議なくらい、俺たちには親和性が高い。何と言っても薬師丸ひろ子さんの「セーラー服と機関銃」とダブルヒットになった「夢の途中」が印象的であった。薬師丸さんの歌唱とは全く異なる、大人の世界を感じさせてくれた。そして何と言ってもお姉さんの来生えつこさんの歌詞がよい。昭和が誇る名コンビである。感謝の気持ちを込めて先日カラオケで歌ったが、いい曲ですな。

 

このヒットの2年も前に、俺たちはお二人の世界観にどっぷりと浸かっていたのだ。あらためて気がつかされたのは、H2Oが歌った「僕らのダイアリー」も来生コンビによるものだということだ。愛する愛する桂木 文ちゃんが山葉 圭を演じたテレビドラマ、『翔んだカップル』の主題歌は彼らの傑作チューンなのだ。“キスの味はレモンパイ” と、まだキスの味を知らない中2の僕に教えてくれたのは、来生のえっちゃんだったのである。そしてあの物悲しくもキャッチーなメロディは、’70年代とは思えないほど新鮮で、今も古さを感じさせない。こちらもぜひ皆さん歌ってみてくだされ。

 

このインタビューに続くのは、我らが江口寿史さんである。「まともな最終回は一回しか描いたことないんです。」は、巻頭に作っている、この一冊の名言集「フィーチャーワード」に特大扱いで収録した。ありがたや。そしてインタビューは、江口さんがどんな作品の最終回に影響を受け、創作意欲が刺激された最終回はどのような作品だったのかをテーマに進んでいく。これが実に興味深い内容で、正直僕が愛する江口作品を生み出したご本人とはギャップがあると思えたほどだ。が、やはりうなずける説得力と解説には感心させられるという、いい記事だからぜひ読み込んでいただきたい。

 

このセクションはこの後、映像ディレクターの大根 仁さん、役者の清水昭博さん、脚本家の奥寺佐渡子さんと続く5人もの豪華インタビュー集で、第1章に置くか、ここ3つ目かで散々悩んだが、結果これでよかったと思っている。

 

ちなみに、高校に入学するとボサボサ頭のせいか女の子たちから “山川くん” と呼ばれていた僕だ。そう『ゆうひが丘の総理大臣』で清水昭博さんが演じた役だ。このページにその当時の写真があるが、うーむ似てたかなあ。まっ、今じゃすっかり縮んじまったが当時は身長も大きい方だったからかな。できれば現場に行き、そんな話がしたかったほど親近感のある清水さんの登場もうれしい。記事もとてもいい内容で『ゆうひが丘の総理大臣』の最終回にまつわる感動話は必読だ。ほんと、今回の仕上がりは華美ではないが、じっくりと付き合っていただける大人の一冊だから、まーだ買っていない方はすぐに手に入れてちょうだい。

 

 

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