右のポッケにゃ夢がある。

ひばりさんの名曲「東京キッド」よりタイトルをいただいたのは、右のポッケから出てきた写真の紙切れに感激しているからである。ウエストがきつくなって履けなくなったジーパン (出たっ、死語) を引っ張り出したら、なんとスルッと入った。憎っくきコロナに “何か” で立ち向かってやろうと、去年7月より始めたダイエットが一進一退ながらなんとかうまくいっていて、目標の高校時代の体重まであとわずかになっている。

 

と、そうして履けたジーパンのポッケから出てきたのがこの一枚のレシートだった。薄くなってしまった印字ながら判別できたのは、2010年の10月11日で利用は13名の宴会コースだ。さてさて、記憶の旅へドバビューンと出てみたぜ。2010年10月ということは、今住んでいる団地に引っ越す直前のことである。11年前に起きたいろんなことを手繰り寄せながら考えることの、なんと楽しいことよ。

 

店名は庄屋の沼部駅前店で、残念ながら今はもう閉店している。当時の住まいの最寄駅は東急多摩川線のこの沼部だった。レシートによると料理2,000円プラス飲み放題1,200円のコースで13名の団体である。レシートを持っているということは僕は幹事だったのだろう。そしてわかった、ご近所のサークルでの飲み会だ。見事に11年前がフラッシュバックして、参加者たちを思い出しながらうれしい気分に浸っている。飲み放題にもかかわらず、オーダーしたドリンクも印字されているからなお楽しい。このレシートが見つからなければ、引き出しにしまったまま出てこなかった記憶に違いないから、まさしく “右のポッケにゃ夢がある” とした。

 

食ったものを書き出すだけで痩せる効果があるとされるレコーディングダイエットを、ずいぶん前に始めた。すると、うまかったとか感想を書き込むようになり、さらにその日の出来事を書く日記のようになって、2015年の50歳になる前々日から本格的につけ続けている。つまり50代の生き様が記録されているのだ。苦にならないように文量は決めてないし、極めて適当だから続いている。そして読み返せば鮮やかにフラッシュバックすることが多くある。逆もあるが、かれこれ6年以上の僕の行動が詰め込まれているのは楽しい。みなさんもトライしてはいかがだろう。基本的に前日のことを書いていて、食った物や出来事を思い出すのは、俺たち世代にはそろそろ迫ってくるかもしれないボケの防止にも役立つらしいし、たまに読み返すと楽しい。と、こんなボロボロのレシート一枚から膨らんだ皆さんへのご提案である。
 

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