昭和末期に公開された衝撃のドキュメンタリー『ゆきゆきて、神軍』デジタルリマスター版Blu-ray12月発売。令和の世に奥崎謙三降臨…!

おはこんばんちはです。「S40ニュース!」をお送りします。

補給が途絶え飢餓状態に陥り、上陸した日本軍20万人のうち生還者は2万人に過ぎなかったという、太平洋戦争のニューギニア戦線。その地獄を生き残り、戦後も「神軍平等兵」と称して慰霊と戦争責任の追及を続けた奥崎謙三『ゆきゆきて、神軍』は、その過激な言動を追ったドキュメンタリー映画です。
 
今村昌平企画、原 一男監督による作品で、「知らぬ存ぜぬは許しません」をキャッチコピーとして 1987年 8月 に劇場公開。日本国内外で多くの賞も受賞しました。

作品的な評価の一方で、目的のためには暴力も辞さないエキセントリックな奥崎の姿は、戦後40年を経た昭和末期のバブル日本にあって、ある種カルトヒーロー的な人気も得ました。当時ビデオ版も早々に発売されており、観賞した昭和40年男世代も多いのでは…? 

(c) 疾走プロダクション
(c) 疾走プロダクション

 
マイケル・ムーア監督も「生涯観た映画の中でも最高のドキュメンタリー」と評したという、この映画史に輝く傑作ドキュメンタリー『ゆきゆきて、神軍』が、オリジナル・ネガフィルムをもとにした「デジタルリマスター版」となり、国内で初めてBlu-ray化されることに。

貴重な映像・文書を特典として封入したBlu-ray特別限定版『大神軍BOX』をはじめ、通常版Blu-ray、DVD版が、今年の末、2021年 12月3日(金) に発売されます。
 

(c) 疾走プロダクション
(c) 疾走プロダクション
(c) 疾走プロダクション
(c) 疾走プロダクション

 
またこの夏、UPLINKでは「夏の神軍祭り」も展開。UPLINK吉祥寺では8月13日(金) ~ 26日(木)、UPLINK京都では9月3日(金) ~ 9日(木) の会期で、『ゆきゆきて、神軍』の上映とあわせ「神軍平等兵 奥崎謙三 遺品展」も開催されます。

こちらの会場でも『大神軍BOX』など『ゆきゆきて、神軍  デジタルリマスター版』の予約を受け付けるそうで、限定特典として、奥崎謙三が終戦を知らない元日本兵に向けてジャングルの木々に結わえ付けたという、希少な小冊子『グアムの密林に生存する? 日本兵に告ぐ!』の復刻版が進呈されるとのこと。
 

(c) 疾走プロダクション
(c) 疾走プロダクション

 
コロナ禍対策やオリンピックをめぐるグダグダに、日本は戦後も根本的に何も変われなかったんじゃないか? などと思ってしまう昨今。昭和の終わりに様々な意味で衝撃を与えた奥崎謙三の、あの執念の姿は果たして今どのように映るのか…?  令和の世に降臨した「神軍平等兵」の行軍、見届けてみたいところです。

(昭和40/50年男 “Web担当A”) ※文中敬称略
 
 
[以下、キネマ旬報社  ニュースリリース より ※8/13付]

ゆきゆきて、神軍 デジタルリマスター版 Blu-ray 特別限定版『大神軍BOX』
■オリジナル・ネガフィルムから制作されたデジタルリマスター版を国内初のBlu-ray化
■映像特典『亜人間 奥崎謙三』(約30分)
 ※一部映画館での限定上映のみだった作品を初ソフト化 ほか
 
■封入特典
 1)『殺人論 国家・権力者・法律の犠牲者に捧げる殺人犯の贈物』
   奥崎謙三・著 復刻版(非売品)
   奥崎謙三が自らの思想、行動原理を著し、
   さらに失われたニューギニア巡礼のフィルムの顛末も記した幻の自著
 
 2)特別編集ブックレット(カラー24 ページ予定)
   映画撮影のオファー時、奥崎が心情を記述した日記(抜粋)/
   奥崎がキネマ旬報に寄稿した『「ゆきゆきて、神軍」を観た主人公の感想』全文を掲載
   ほか
 
■Blu-ray 1層 / 1枚組 / 4:3[1080p Hi-Def ]スタンダード /
 COLOR 収録時間(本編):122分 /(特典):約35分 /
 音声:日本語(本編/オーディオコメンタリー)/ 字幕:英語(選択)
 
■三方背ケース仕様  価格: 9,800円(税抜)HPXR-1250
ゆきゆきて、神軍 デジタルリマスター版 Blu-ray 特別限定版『大神軍BOX』
▲ゆきゆきて、神軍 デジタルリマスター版 Blu-ray 特別限定版『大神軍BOX』

 
《同時発売(2021年 12月3日)》
 ゆきゆきて、神軍 デジタルリマスター版Blu-ray(通常版)
  価格: 5,800円(税抜) HPXR-1249
 ゆきゆきて、神軍 デジタルリマスター版DVD
  価格: 3,800円(税抜) HPBR-1249
 
 
ゆきゆきて、神軍 デジタルリマスター版
原 一男 監督作品 1987年 / 日本 / カラー / 122分  1987年 8月 劇場公開
 
監督・撮影:原 一男 / 企画:今村昌平 / 製作:小林佐智子 /
録音:栗林豊彦 / 効果:伊藤進一 / 構成・編集:鍋島 惇 / 題字:赤松陽構造 
出演:奥崎謙三
 
 
UPLINK吉祥寺・UPLINK京都で開催中の <夏の神軍祭り> にて、予約受付中!

『ゆきゆきて、神軍』上映 / 同時開催「神軍平等兵 奥崎謙三 遺品展」
UPLINK 吉祥寺: 8月13日(金)~ 8月26日(木)
UPLINK 京都 : 9月  3日(金)~ 9月  9日(木)
 
●<夏の神軍祭り> だけの会場予約特典
奥崎謙三・著「グアムの密林に生存する? 日本兵に告ぐ!」復刻版(非売品)
終戦を知らない元日本兵に向け、グアムの密林の木々に結わえ付けた
奥崎謙三による希少な小冊子(全16P)を完全復刻。
※数に限りがあります。
 

 


 
■「昭和トリオ」SNSも展開中! フォロー&シェアでゼヒ応援を… よろしくお願いします! 
 
『昭和40年男』
 Facebook https://www.facebook.com/crete.s40otoko
 Twitter     @s40otoko https://twitter.com/s40otoko
 
『昭和50年男』
 Twitter     @s50otoko https://twitter.com/s50otoko
 
『昭和45年女・1970年女』
 Twitter     @1970onna https://twitter.com/1970onna

 
 
※各世代向けのニュースや掲載希望の情報もお待ちしております!
 お問い合わせフォームからお寄せください。https://www.s40otoko.com/contact
 

この記事が気に入ったら
いいね ! しよう

Twitter で