高橋ツトムさんに惚れた 〜大編集後記。

続くよ続く、大編集後記をつぶやこう。最新号を振り返り、ご購入いただいた方々と記事への想いを共有したい。もちろん買っていない方々には、一人でも多くの方に手にしていただきたいから、さあ今日も元気にいってみよう。

 

 

創刊号よりずっと続けている連載がある。当初はタイトルを「タメ年のスゴイやつ」としていたが、途中で改名して現在に至る。タメ年男の人生を探るインタビュー記事の「荒海に生きるタメ年男。」だ。昨日つぶやいた遠藤投手がタメ年の江川投手を意識していたとおり、やはりがんばっているタメ年男には力と元気をもらえるものだ。今回も言葉がズシリと重く、高橋ツトムさんの懸命な生き方は絶対に知っておいたほうがいい。

 

僕の雑誌づくりは後半に山場を作るとは、特集の組み立てでもご説明した。特集ももちろんだが、一冊を通じてのトリとなるのをどのページに託すのかも、毎度の楽しい悩みだ。今回はほぼ時間をかけることなく、原稿を読んだ瞬間にすんなり決まった。だってね、すげー言葉の数々が踊るんだからさ。

 

この歳になると、そんなにがんばれないよという気持ちが出てくることもあるはずだ。でもそこを奮い立たせないと落ちる一方なのをわかっているから、あの手この手で自分にスイッチを入れている同世代諸氏が多いのではなかろうか。僕だってそうさ、折れてばかりいるものの奮い立たせるのも上手なつもりだ。ましてや、こんなページを見ると元気にならない訳がないよ、ありがたや。

 

冒頭の言葉が「50歳になったときにすべてを変えたんです」で始まる。なかなか、そんな覚悟はできないけどこれはいつだって意識すればいいし、問題はそこに行動を伴わせられるか否かだけだ。見習うべきである。ただ、多くの言葉が強く響いたものの、僕には到底真似できないという言葉もあった。大好きだった酒を4年前にやめたと語っているのだ。うぎゃー、絶対無理!!

 

購入している方は、もう一度噛み締めてみてはいかがだろう。まだ手に入れていない同世代諸氏は、このインタビューだけでも780円の価値はあるはずだからゲットだ。ちなみに僕、彼の作品ときちんと向き合っていないから、後日拝読させていただこうと思っている。これだけの言葉を吐き出せるタメ年男の作品だもの、楽しみである。
 

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