チェッカーズのよさに気づかなかった昭和40年男 ~大編集後記。

まだまだ続く大編集後記である。そして現在のの作業としては噂 (!?) の『昭和45年女・1970年女』の締め切りが大詰めで、明日には印刷所に奪われてしまうのだ。がんばらなくちゃーな日々がもうすぐ終了で、またまた騒ぎが起こることを願っている。そして当然ながら長男である『昭和40年男』もたくさんの読者さんをゲットしたいから、こうしてひたすらのPR活動だ。

 

 

連載特集の昭和の一年を切り取ってお送りする『夢、あふれていた俺たちの時代』では、昭和59年をフォーカスしている。僕のハイティーンのラストイヤーは、居酒屋のバイトと音楽の日々だった。が、肝心の音楽なのにこの頃の僕ったら、シカゴブルースを中心にした悪魔の音楽に心を奪われてしまって、曲作りもままならないほどの日々だった。抜けてしまったドラマーの穴がなかなか埋まらないこともあって、中学時代から続けていたバンド活動に暗雲が立ち込めていた。なかなかメンバーが固まらないなら自分で叩くよと、ドラムを猛練習していたりもしたなあ。

 

そんなだから、今日ご紹介している「昭和40年男的 こころのベストテン」の1位にランキングされたマイケル・ジャクソンの「スリラー」の凄さは理解不能だった。チェッカーズにも背を向けていたし、佐野元春さんもピンとこない。世の中の出来事にも疎くて、まるでダメな自分だったなんてこのページを見て反省させられた(笑)。

 

でもね、今はわかるよ。「スリラー」の凄さも、フミヤさんのかっこよさも、元春さんの偉大さも。もうずいぶん前になる、音楽関係の方々と昭和の音楽バーに行った時に「涙のリクエスト」のビデオが流れて、同世代一同「フミヤかっこいいなあ」と最敬礼した。僕もまさにそうで、この日以来僕はカラオケに行くとチェッカーズやフミヤさんのソロナンバーを歌うようになったのさ。ちなみにソロナンバーでは「わらの犬」が大好きで、今これを書きながら聴いてうっとりしているところだ。そうそう、バイト先で仲良しだった2コ下の当時17歳の後輩は、多くの男子がそうだったようにフミヤさんの髪型を真似ていたっけ。あっ、そいつうちの会社で今も仲良しだ、ハハハ。

 

僕だけじゃない、同世代の方々はきっとみなさん強い悩みの多き頃だろう。そんな日々を思い出しながらビールが飲める『昭和40年男』最新号をよろしくっ!!  あっ、そうそう『昭和45年女・1970年女』ではフミヤさんのカッチョいいインタビューが巻頭6ページでドーンとお送りしてるので、ご興味ある方はこちらもぜひっ!!
 

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