キューティーハニーと峰不二子。

本誌とこのブログの連動企画『懐かしの3番勝負!』に投票いただけただろうか? 毎回悩みながらの出題をしていて、今回は昭和40年男にとってのイイ女たちの対決とした。まずは、なにはなくともこの2人だろうとイメージした。現在、僅差の接戦となっている。

キューティーハニー毎週土曜日のブラウン管に展開されたスペシャルタイムのワクワク感は、昭和40年男にとって忘れられない記憶だろう。これでもかーっとヒーローものやアニメを次々に送り込んでくれた。そのなかにあって僕らにもっとも強い影響を与えたのは『キューティーハニー』だ(僕だけか?)。まだおしべもめしべもわかっていなかった僕らだが、女の子が秘めた神秘を最初に学んだのだった。お茶の間に展開される変身シーンに興奮する息子を見て両親はどう思っていたのだろうか? いや、興奮している自分を包み隠して、あくまで冷静にアニメ番組として見ている自分を姑息に演出していたような気もする。

峰不二子一方の峰不二子からは、女の色気や恐ろしさを知った。常々思うことは、日本のバイクシーンにおいてものすごく高い貢献をしたということ。我々にとってバイクに乗る女の原型であり、もっともカッチョいい日本の女性ライダーは峰不二子に他ならない。「ワルサーP38~」と流れるエンディングテーマ曲をバックに延々と見せられた峰不二子のシルエットに、いつか大人になったらバイクに乗る大人の女をゲットすることを誓ったのだった。性悪女にヤレヤレといいながらケツを追いかける男のダンディズムってヤツも、幼いながらにして知ることができた。ルパンと寅さんによって、日本男児は女にふられ続けてもカッコいいということを自然と学び、身につけたのである。これが小学生だったのだからすばらしい原風景じゃないか。

昭和40年男に、大きな大きな影響を与えたキャラクター2人の勝負やいかに? さあ、みなさんの1票を投じてくれ。

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