5月に突入に我想う。

6枚綴りのカレンダーの2枚が、早くもお役御免となっちまった。先日書いたとおり、還暦を迎える昭和100年のその日までのカウントダウンを意識するようにしていて、もう今日を入れて1,594日しかない。1日1日を意識することは、すげーいいことだ。皆さんも今日からカウントダウンを開始してみてはいかがだろう。

 

僕のベストマンスリーは誕生月の7月で、続いての2位が明日より始まる5月だ。空の青さに緑が輝く季節が来た。僕にとってキャンディーズベスト3に入る「夏が来た!」をまさしく感じさせてくれるのが5月である。今日の東京はそんな5月のベストな陽気を一足早く持ってきてくれたかのごとく、爽やかなうえ青空のまぶしい1日だった。コロナコロナってうっせえうっせえ日々だけど、こんな陽気が和ませてくれて大変心地よかった。それにしても、5月のつぶやきには毎年のようにこのジャケットが登場する。還暦を迎える日まであと5回の5月のつぶやきすべてに登場させたろうかなんて考えると、またいとおかしである。

 

明日より5連休という方が多いだろうか。遊びに出かけられず大人しく過ごす方がほとんどだろう。仕方なしだが、悔しいのも正直なところだ。毎年ゴールデンウィークはてんてこ舞いに仕事が立て込む僕だって、本来であればせめて1日くらいは昼呑みに出かけたいところだったが、店が酒を出さないのだから行きようがない。生まれて初めての禁酒法(!?)を経験しているわけだが、呑んべえにとっては人生の潤いが1つ奪われていることになる。秘密基地がない。クライアントと呑めない。校了しても編集部で打ち上げられない。去年のゴールデンウィークに、来年は今年の分まで呑んでやると誓いながら我慢の日々を送った呑んべえたちの涙がどれだけ流れていることだろう。ここまでくると、来年もわからんなと思い始めているから怖い。

 

呑みに行けないことなんかより、もっともっと悔しいことがある。昭和のミラクルジャパンと成長を共にした俺たち世代にとって、ウイルスに対して日本が世界になんの存在感も示していないことだ。麻生さんは去年のゴールデンウィーク後の6月に、罰則があるわけじゃなくお願いベースだけで日本の死亡率はものすごく低くなっている。海外から受けた問い合わせに対して、お宅とうちの国とは国民の民度のレベルが違う。もっと誇ってしかるべきところだといった発言をした。そう言いたい気持ちはわかる。だが、本来は日本発のワクチンだったり、医療現場への積極的な介入改善などの適切な対策など国力ありて、民度発言だったらいいだろう。1年以上にわたって対策が見えてこないのは不思議にさえ思えてしまう。昭和を愛する俺たち世代だから、きっと皆さん同じ思いで苛立っていることだろう。そして、雲の上にいる偉大な日本人科学者たちは、眉間にしわを寄せていることだろう。悔しくてならぬ昭和ジャンキーである。

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