ドライビール戦争がラジオのネタ。

現在僕は2つのラジオ番組にゲスト出演させてもらっている。1つはかれこれ3年近くになるFM世田谷の午後の帯番組『アフタヌーン・パラダイス』で、パーソナリティはシンガーソングライターの杉 真理さんだ。アシスタントのカワイイ山口真奈さんと3人でワイワイガヤガヤと楽しい時間を過ごしている。スタジオでの公開生放送で、杉様のファンの方が見守る中でしゃべるのだ。僕が紹介されると窓越しに拍手を送ってくれるのがうれしい。30分弱の出演ながら、月イチの楽しみである。

 

もう1つは長野県が放送エリアの、SBC信越放送のやはり午後の帯番組の『らじカン』だ。こちらは昭和44年男の山崎昭夫さんがお相手で、毎週月曜日に電話で出演している。会社にいない時は携帯で対応するから、その日のスケジュールによってはノイジーな場所からだったり、先日は電波が悪い場所で途切れ途切れの放送事故を起こしてしまった。

 

『らじカン』では二択の質問が設定されていて、その日の聴取者とのやり取りに使われる。僕の出演でもまずはこれがふられたのだが、毎度秀逸で答えに迷うことが多い。今日の放送では日記をつけているいないで、これは久しぶりに迷わず答えられた。実は僕、2015年の夏からダラダラとつけていて、元々は前日に食ったものを思い出すとボケ防止になるというウソかホントかわからん話を聞いたからだ。で、食ったものの感想なんかを書いていると、なんとなく行動も書き入れて極々短い日記風なものになっているのだ。去年の今日をのぞいてみると、晩酌で旬のホタルイカ食っていて「ああ昨日食ったなあ、惜しいっ」なんて平和な日々を実感できたりするのがよい。

 

内容は誌面をネタに展開している。今日は最新号 (といっても、3月発売号だが) の連載特集『夢、あふれていた俺たちの時代』からドライビールについて展開した。言うまでもなくアサヒの代名詞になったヒット商品で、当時は国内大手メーカーが揃って追随したおもしろい現象だった。CM合戦がすごくて、アサヒが落合信彦さん、キリンがジーン・ハックマンさん、サントリーは全盛期のマイク・タイソンさんにキレッキレのシャドーまでさせる。サッポロに至っては吉田拓郎さんと広岡達朗さんが共演して呑んでいて、バックには当然ながら拓郎さんの曲が流れているというちょっとカオスを感じさせるCMだった。ちなみに今日の放送では、鈴木雅之さんによるキリンのCMソングで曲名もまさしく「Dry・Dry」をリクエストした。バブルも手伝ってか元気なCM露出を繰り返したが、30年以上経た現在から見ると一瞬でケリがついたように思われますなあ。ああ、悲しきかなドライ戦争である。

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