昭和スナックが文化遺産!?

閉店してしばらく工事の手が入っていなかった、僕の行きつけだったスナックに異変があった。写真のとおり、タイルが剥がされ看板はなくなり、壁の塗り替えがなされた。随分世話になった店でハートブレイクだったが、木の扉とその横に埋め込められたSKY-ANGELのプレートが残されている。これは何を意味するのだろう。

 

僕が住む街・下丸子にちなんで、海maruko食堂として生まれ変わることが確認できる。地元にいい店が増えるのは大歓迎で、失礼ながらこの手作り感満載のグラフィックに期待を寄せてしまう僕だ。海ということは疑うことなく魚系であり、食堂という単語にも引き寄せられる。コロナ騒ぎの中だってのに胎動していることにも力強さを感じるから、オープンしたら早々に訪ねるつもりだ。久しぶりに飲食店の楽しみが増えた。

 

ほんの少し以前まで閉店したままの姿で、いつも悲しい気分にさせられていた

で、問題は埋め込みプレートである。バカなおっさんは「もしや?」と期待を寄せてしまう。扉はさておき、このプレートは下丸子という街の高齢者コミュニティを長きにわたって盛り上げてきた店へのリスペクトではないか。永遠にこの店名を残すことで、文化遺産化しようと企んだのではないか。通りかかる度に剥がれていないか心配であり、残すことになるかもしれないと楽しみでもある日々が、今週より始まったのだ。ワクワクドキドキ!!

 

街のスナックのママさんやマスターは、ご高齢でがんばっているところが多い。かつての美人ママさんがバブルに乗ってオープンさせた。30年以上が経った今、がんばって毎日営業を続けているというところは多いが、儲かっている店は少数だろう。なんとか維持している。どうせやることないから、だったら開けていた方がいい。失礼ながらそんなママさんが多いと思われる。そして、この店のように長引くコロナでついに閉める決心をしたママさんだってたっくさんいるだろう。ここもそんな1軒で、最近はちょっと咳き込むのが心配だったけど、いつも元気に迎え入れてくれた。2軒目利用の客たちに向けて、気の利いた小鉢を2つ出してくれる。奥ゆかしくもあったママさんだった。せめて、最後の営業を常連たちのためにしてほしかったが、それは叶わずもしかしたらもう一生会えないのかもしれない。なんて考えると、余計にこのプレートを残してほしいと願うおっさんである。

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