ジョン・レノン80回目の誕生日となる、今年10月9日に開催決定! 英で70万人を動員した「DOUBLE FANTASY – John & Yoko」東京展。

おはこんばんちはです。編集部の “フクヘン?A” (仮)です。

1965年生まれの昭和40年男 (世代) 向け…「S40ニュース!」をお届けします。

今年2020年10月9日(金)は、ジョン・レノンの80回目の誕生日。その記念すべき日に、ジョン・レノンとオノ・ヨーコという伝説的カップルの軌跡を彼ら自身の言葉や作品でたどる展覧会 “DOUBLE FANTASY – John & Yoko” 東京展 が開催されることになりました。

そもそも “DOUBLE FANTASY – John & Yoko” は、2018年5月から2019年11月まで、ジョンの故郷、イギリスのリバプール博物館で開催されたもので、”ジョンの故郷であるリバプールのために” とヨーコ自身も深く関わって完成させた大規模な展覧会でした。その圧倒的な内容は高い評価と反響を呼び、会期も当初の予定から7ヵ月も延長となり、70万人もの動員を記録したといいます。

そんな待望の展覧会が、ジョン・レノン生誕80年、そして没後40年となる節目の年に、ヨーコの故郷である東京での開催が実現することになりました。これはもう、今から楽しみでならない! というファンの方も多いのでは?

展覧会は、二人の天才の誕生と運命の出会いに始まり、時系列順に展開。ジョンとヨーコが生み出したアート、音楽や映像作品とともに、ヨーコ自身のプライベート・コレクションからの貴重な品々を含めた100点以上が展示されるとのこと。そして、ふたりの私生活や創作における関係性が、初めてふたりが自ら発した言葉によって語られます。世界で最も有名でクリエイティブなカップルの物語を身近に体感できる、またとない機会となることでしょう。

会場はソニーミュージック六本木ミュージアム。会期は来年 2021年1月11日(月) まで を予定。チケット発売は8月末 を予定しているそうで、詳細に関しては公式サイト/SNS 等で発表されるとのこと。以下のリリースには、展覧会の見どころなどもまとめられているので、ぜひご参照ください!

 

(以下、ニュースリリース より抜粋、再構成)

株式会社ソニー・ミュージックエンタテインメントは、ジョン・レノンとオノ・ヨーコという伝説的なカップルの軌跡を彼ら自身の言葉や作品で辿る展覧会 “DOUBLE FANTASY – John & Yoko” 東京展を、ジョン・レノン80回目の誕生日となる2020年10月9日より2021年1月11日まで、ソニーミュージック六本木ミュージアムにて開催いたします。


“DOUBLE FANTASY – John & Yoko” 
は、2018年5月から2019年11月までジョンの故郷であるイギリス・リバプール博物館で開催された大規模な展覧会。”ジョンの故郷であるリバプールのために”とヨーコ自身も深く関って完成させ、その圧倒的な内容で高い評価と反響を呼び、会期も当初の予定から7ヵ月も延長、異例の70万人を動員しました。

この度、ジョン・レノン生誕80年、そして没後40年となるこの節目の年に、ヨーコの故郷である東京での開催が実現します。

オフィシャル・サイト: https://doublefantasy.co.jp


“DOUBLE FANTASY – John & Yoko” 
は、ジョン・レノンとオノ・ヨーコの物語を、二人が世界に発したメッセージや言葉、音楽&アート作品、貴重な私物を通して体感できる世界初の画期的な展覧会。展覧会では、この伝説的な二人の私生活や創作において共鳴し合う関係性とともに、現在まで続く “IMAGINE PEACE(イマジン・ピース)” キャンペーンを探訪することが出来ます。

“DOUBLE FANTASY – John & Yoko” はまた、互いへの深く強い愛をアート、音楽、映像作品を通して表現した、世界で最も創造性豊かな二人のアーティストの出会いを讃える展覧会でもあります。二人は自身の知名度と影響力を駆使して世界中で平和と人権のために斬新なキャンペーンを展開し、自分たちの生き方のみでなくアート、音楽、行動主義のあり方を永遠に変えました。

“DOUBLE FANTASY – John & Yoko” では、彼らの私生活そして創作における関係性が、初めて彼ら自身の言葉で語られます。あたかも二人の人生をともに歩んでいるかの様な親密さあふれる展覧会は、訪れる人に発見と刺激をもたらすでしょう。

この展覧会では、ジョンとヨーコが生み出したアート、音楽や映像作品とともに、ヨーコ自身のプライベート・コレクションからの貴重な品々を含めた100点以上が展示されます。

展覧会は時系列順に展開され、前衛芸術界を牽引する一人の芸術家ヨーコと、世界的ロック・スタージョン、という二人の天才の誕生から、ロンドン・インディカ・ギャラリーでの運命的出会いを経て、その後互いに影響を与えあったアーティスト活動全般を辿ります。



展覧会の見どころ:

  • ヨーコの「Ceiling Painting(天井の絵)」、「Painting to Hammer a Nail(釘を打つための絵)」、「Apple(リンゴ):1966年、ロンドンのインディカ・ギャラリーをジョンが訪ねます。ここから全てが始まりました。[*1]
    ▲インディカ・ギャラリーの再現/Indica Gallery Photo by Mark McNulty (c)Yoko Ono

     

  • ジョンの手書きの歌詞:「Imagine」、「In My Life」、「Give Peace a Chance」、「Happy Xmas (War is Over)」、「Woman」など。
    「イマジン」手書きの歌詞/Imagine lyrics (c)Yoko Ono

     

  • Grapefruit(グレープフルーツ):ヨーコが1966年にジョンにプレゼントしたアートブック。1964年に出版されたこの本は、コンセプチュアル・アートの代表作であり、「イマジン」の歌詞やアイデアに直接影響を与えた、とジョンも語っています。2017年6月、ジョンの希望通り「イマジン」の共作者として正式にヨーコの名前がクレジットされました。
  • Bed In(ベッド・イン):1969年にアムステルダムとモントリオールで行われた有名な平和活動、ベッド・インから、ギターやメッセージ・ボードなどのアイテム。 [*2]
    ▲ベッド・インの際に使用したジョンのギター(ジョンによるジョンとヨーコのイラスト入り)/Bed In guitar_Photo by Miki Slings by Courtesy of Yoko Ono

     

  • 「The Daily Howl」他:ジョンが少年時代に手作りしたイラスト満載の本を始め、独特の線画による絵画も多数展示されています。

  • NEW YORK CITY Tシャツ他アイコニックな服:ボブ・グルーエンのポートレートで着用したあまりにも有名なTシャツの実物、ジブラルタルでの結婚式の衣装など。
    ▲向き合って並ぶジョンとヨーコのメガネ/Two pairs of glasses_Photo by Mark McNulty (c)Yoko Ono

     

  • ジョンがついに手に入れたグリーン・カード:アメリカに移住を決めてから5年の戦いを経て1976年に取得したグリーン・カード。[*3]
    ▲ジョンが苦労して獲得したグリーンカード/greencard (c)Yoko Ono

     

  • 二人が共作したパフォーマンス・アート作品:“WAR IS OVER! (if you want it)”、“Plastic Ono Band”や二人の初めての共同作品である『Acorn Peace(平和のどんぐり)』など[*4]

     

  • Wish Tree(願かけの木):展覧会を訪れた人なら誰でも、短冊に平和への願いや夢、メッセージを書き、木の枝に結びつける事ができる参加型のアート作品。展示終了後、短冊のデジタル・コピーはジョンとヨーコによる世界平和祈願の象徴であるアイスランドの “IMAGINE PEACE TOWER” に永久に保存されます。

 

【備考】

*1:インディカ・ギャラリー
:1966年11月7日、ジョンは友人に誘われ、オープン前日のヨーコの個展「Unfinished Paintings and Objects」を訪れます。当時前衛芸術に懐疑的だったというジョンですが、今回展示されている「天井の絵」(脚立を登って、天井の絵を見る作品)を観たことで変わったといいます。「そこには梯子があって、天井に何かぶらさがっていたんだ。それで、その梯子を登ってみると、そこに’YES’と書かれていた。だったらOK、と思ったよ。もしそこに’NO’と書いてあったら、アートについてこれまでと同じ価値観を持ち続けたと思う」(ジョン:ヨーコの「天井の絵」について語る。1968年 デヴィッド・フロスト・ショー)

「個展で彼に会ったときは、そこからすべてが変わっていくなんて想像していませんでした。あの日以降、何もかもが変わったのです」(ヨーコ:2010年 デイリー・メール紙)


*2:ベッド・イン

:1969年3月20日、ジブラルタルで結婚式を挙げたジョンとヨーコは、その5日後、アムステルダムのホテルで世界平和のためのパフォーマンス、“ベッド・イン”を行います。当時ベトナム戦争などアメリカ・ヨーロッパでの社会不安を背景に、自分たちに注目が集まるこのタイミングでホテルを訪れる記者らの人々に愛とユーモアを持って平和を訴え、それを広めることが目的でした。1969年6月、モントリオールでの2回目のベッド・インでは「平和を我等に(Give Peace A Chance)」のレコーディングも行われています。

「もし、僕たちがなにか結婚のようなことをするのであれば、それを平和のために捧げよう、と決めていた。ベッド・インの間には〜僕たちは僕たちだからね、平和を創り出すことへの責任をより担う方向へと発展していったんだ」(ジョン:1971年 ローリング・ストーン誌)

「世界中のほとんどの新聞、特にヨーロッパやイギリスの新聞が、“結婚したカップルがベッドに!”、なんて見出しを掲げたら、すごく面白いんじゃないかって思ったんだ」(ジョン:1971年 ディック・キャベット・ショー)


*3:グリーン・カード

:71年にアメリカに移住したジョンとヨーコですが、ベトナム戦争下のアメリカは二人の平和運動を疎み、ジョンは2度の国外退去を求められるなど、グリーン・カードの取得にあたって長年に渡りアメリカ政府と闘うことになります。1975年10月7日、ジョンはニューヨーク最高裁で勝訴し、1976年7月27日、遂にジョンはアメリカの永住権を獲得しました。これはアメリカVSジョン・レノンの戦いの証ともいえるジョンのグリーン・カードの実物です。


*4:二人のパフォーマンス・アート

:1968年6月、二人は初めてとなる共同のイベント「平和のどんぐり(Acorn Peace)」を行いました。ベトナム戦争の収束がみえない中、1969年12月二人は「WAR IS OVER! (if you want it)」という広告ビルボードを世界12都市に掲載するキャンペーンを行います。これは71年の「Happy Xmas(War Is Over)」へとつながっていきます。

「2つのどんぐりを一緒に植えたとき、私たちはその2つの間に距離がないことに、ふと気づきました。 “東は東、西は西、両者出会うことならず”という有名な詩は真実でした。でも、ジョンと私は、私たちの愛で東と西をひとつにしたのです」(ヨーコ:2005年ガーディアン紙)

なお、チケット発売は8月末を予定しております。詳細に関しては、追って公式サイト/SNS等で発表致します。



プロフィール

【ジョン・レノン プロフィール】
1940年10月9日、英リバプール生まれ。1960年代はザ・ビートルズのメンバーとして活躍、史上最高のロックン・ローラー。66年オノ・ヨーコと出会い、69年3月結婚。二人は共作したコンセプチュアル・アート「Acorn Peace(平和のどんぐり)」「Bed In(ベッド・イン)」「WAR IS OVER!」などの平和運動とともに、「Give Peace A Chance(平和を我等に)」発表後プラスティック・オノ・バンドとして活動。ザ・ビートルズ解散後の70年『John Lennon/Plastic Ono Band(ジョンの魂)』を発表しソロ・キャリアをスタート。71年ヨーコとともに拠点をニューヨークへ移し、同年『Imagine(イマジン)』を発表、英米日で1位を獲得。72年にはヨーコと共に『Some Time in New York City(サムタイム・イン・ニューヨーク・シティ)』を発表。その後も73年『Mind Games(マインド・ゲームス)』、74年『Walls and Bridges(心の壁、愛の橋)』、75年『Rock’N’Roll(ロックン・ロール)』とコンスタントにアルバムを発表する。75年、息子ショーンが生まれた事を機に主夫として生活、しばらく音楽活動を離れる。80年、5年の沈黙を破りジョン&ヨーコ名義での『Double Fantasy(ダブル・ファンタジー)』で音楽シーンに再登場。しかし、リリース直後の12月8日、凶弾に倒れ悲劇的な死を迎える。享年40歳。ジョンが遺した作品、メッセージは今もなお人々の心に寄り添い、時代を超えて生き続ける。

【オノ・ヨーコ プロフィール】
1933年2月18日、東京都生まれ。1950年代後半よりNYで芸術活動を開始。コンセプチュアル・アートの先駆者、前衛芸術家、音楽家として60年以上にわたり全世界へ向けてメッセージを発信し続ける。64年『Grapefruit(グレープフルーツ)』を出版。66年、ロンドンのインディカ・ギャラリーで開催した個展でジョン・レノンと出会い、その後共に音楽・芸術活動を行なう。68年『Unfinished Music No.1: Two Virgins(未完成作品 第一番 トゥー・ヴァージンズ)』発表。70年『Yoko Ono/Plastic Ono Band(ヨーコの心)』、71年『Fly(フライ)』他、2018年最新作『WARZONE(ウォーゾーン)』まで20作のアルバムを発表。74年郡山での「ワン・ステップ・フェスティバル」、2014年「フジロックフェスティヴァル」など日本のロック・フェスにも参加。ジョンは生前「イマジン」は『グレープフルーツ』から着想を得ていたと語っており、71年のリリースから46年後の2017年にジョンの希望通り、ヨーコの名前が共作者として正式にクレジットされるに至った。一貫してアートと日常生活の境界を崩すことを試み、彼女ならではの前衛的な方法で愛と平和を訴え続けている。「一人で夢みる夢は ただの夢 一緒に夢みる夢は 現実となる」(「Now Or Never」より)



【開催概要】

  • 展覧会名: DOUBLE FANTASY – John & Yoko(ダブル・ファンタジー ジョン・アンド・ヨーコ)
  • 会期: 2020年10月9日(金) ~ 2021年1月11日(月祝) 予定
  • 場所: ソニーミュージック六本木ミュージアム(東京都港区六本木5-6-20)
  • 主催: 株式会社ソニー・ミュージックエンタテインメント / 株式会社ソニー・ミュージックレーベルズ
  • メディアパートナー: 朝日新聞社
  • チケット情報: 8月末発売予定(詳細は追ってオフィシャル・サイト/SNS等で発表)
  • オフィシャルサイト: https://doublefantasy.co.jp
  • オフィシャルSNS: Twitter:https://twitter.com/DoubleFantasyJP
              Instagram:https://www.instagram.com/doublefantasyjp/
              Facebook: https://www.facebook.com/DoubleFantasyJP/

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