松屋のビーフハンバーグ。

吉野家と松屋の大きな違いは、牛丼屋とカレー屋というのが僕の認識だ。松屋は少し以前にカレーを巡って騒ぎになったが、どっこいやはりカレーショップである。期間限定で出てくるトマト系のカレーも大好きで、ラインナップされると必ずいただく。ちょっと甘いのが難点だが、紅生姜が食えるのはお得だし、サクッと食えるのも便利でちょこちょこ世話になっている。

 

今日はカレーだなと行くと、店頭にドーンとハンバーグのPOPが飾られていた。松屋で790円とは随分高く感じられるが、POPの写真がすげー美味そうでついつい購入してしまった。3月10日までご飯大盛り無料となっていたが、そこはグッと堪えるダイエッターである。いや、現在の僕はダイエッターというよりただのデブだ。そいつがハンバーグに手を出してんじゃねーよと自分にツッコミながら、いやいや編集長のつぶやきのネタにするんだからしょうがないさと変な開き直り方で、極上ハンバーグが届くのを待った。

 

200gってさぞ大きいのだろうなと想像していたよりやや小振りながら、ごろっとした見た目はグッドだ。サラダがわりとしっかりとしていて、キャベツの千切りのバランスが以前より減らされている気がした。松屋のサラダと味噌汁にいつも不満な僕だが、サラダは見直さねばなるまい。健康が気になるおっさんのベジファーストで、ハンバーグをにらみながらまずは平らげた。

 

さあ、行きますかとソースをたっぷりと絡めて一口いただく。カレーもそうだけど、松屋ってソースがうまいんだな。マッシュポテトと玉ねぎが敷いてあって、これとソースも相性抜群だ。カレーと違って甘みは強くなく、硬派な感じでうまいうまい。ただ、粗挽き肉は少々歯ごたえが強すぎるかなあといった印象で、おっさんの好きな昭和なハンバーグではない。ガツンと肉って感じで、若者が大盛りのご飯でガツガツいくのにはきっといいのだろう。大盛りご飯でないのにお腹いっぱいになれるんだから、随分と食が細くなったものだと、なんだか加齢ばかりを感じてしまったハンバーグ定食だった。ちょっぴりの悲哀を胸に抱き、やっぱり松屋はカレーだぜと店を出たのさっ。

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