サザンオールスターズの名付け親登場 〜大編集後記。

 

茅ヶ崎といえば砂混じりであり、胸騒ぎをさせる腰つきである。なんのこっちゃ(笑)。茅ヶ崎、江ノ島、烏帽子岩、鎌倉、湘南といった地名と夏を密接に結びつけたのは、桑田佳祐さんでありサザンオールスターズである。彼らが大嫌いという日本人はごく少数であろう。誰もが大好きなラーメンやカレーのような存在の、国民音楽である。

 

同世代諸氏のサザン体験といえば、ザ・ベストテンのスポットライトという方が多いだろう。そして、その衝撃を昨日のことのように覚えているという方も。中一の夏のことで、シングルを手に入れたナウでヤングな友人に借りて聴き込んだ。ちなみにこの時に一緒に貸してくれたのが、サンタ・エスメラルダの『悲しき願い』で、自宅のステレオで聴いたという意味で、初モノ洋楽だった。この2曲を貸してくれたその友人のセンスが、今になるとなんとなくわかる気がする。

 

で、今回の特集『消えた…俺たちの夏』でサザンをとりあげないわけにはイカン。てな訳で、サザンオールスターズの名付け親である宮治淳一さんに話を聞けたのだ。茅ヶ崎で育ち、茅ヶ崎についての著書を上梓した宮治さんだからこそ語れる茅ヶ崎ストーリーは、読んでいるだけで夏の空気を運んできてくれるかのようだ。そして、桑田さんとの関係や、そのデビュー曲となった『勝手にシンドバッド』のことなどなどを語ってくれていて、ビールを飲みながら楽しんでほしいページに仕上がっているぞ。

 

今回の特集はこのページまでは夏の爽やかな雰囲気で押しているのだが、次のページから少々様子が変化する。君に決定! とタイトルされた見開きには、ジャケットを水着でキメたアイドルたちのまるで写真集だ。小泉今日子さんの初々しいビキニ姿は必見で、もったいないからここでは見せないよーん。書店で確かめて、レジへGoだ!!

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