花梨(かりん)茶は咳や風邪の緩和だけじゃない。こんな効能も!の巻

2019年2月4日(月)、会社がある東京・港区の12時の気温はなんと19℃! 4月並みの暖かさだ! だからといってこのまま暖かい日がずっと続くわけではなく、週末には最低気温-1度なんて予報もでています。この寒暖差は、体調を崩すには絶好の?!のコンディション。日本全国、風邪もインフルエンザも蔓延していますので、気をつけたいところです。…といいつつ、編集部・まつざきはなんと、すでに今年2度目の風邪絶賛罹患中です(^-^;

そんな時は、なるべく寝る、室内を温かく保つ、それなりに食べる、早めのパブロン(笑)を心がけるようにしますが、今回は咳やのどにいいと言われる「花梨茶」も登場です!(風邪ひく前にちゃんと飲んでおけよ…)

これは知人からのいただきものですが、花梨の実を皮ごと使ってはちみつなどに漬けた、ジャム状の「花梨茶」で、ティースプーン2杯分くらいをカップに入れてお湯を注ぐだけで甘酸っぱい花梨茶ができ上がります。カリンといえば、のど飴などにもよく入っている成分なので、いかにも風邪や咳には効きそうだというのは説明するまでもないと思いますが、その生の果実を目にする機会はあまりありませんよね? なぜなら、大変よい香りはしますが、実は固くて渋く、とても生のまま食べられるようなものではないからです。時期になるとたまに見かけることもありますが、なかなか入手するのは難しいです。本当は自分ではちみつに漬けて手作りをしたいところですが、そんな事情ですから、この手の「花梨茶」はとても重宝します。ネット通販などで購入することもできますし、スーパーマーケットなどでも販売されています。

日本へは平安時代に中国から伝わったと言われる花梨、中国では2000年位前から薬用植物として用いられていたそうですから、きっとその効能はもっといろいろあるのでは?と思いませんか? ざっくり調べてみたところでも、「血行促進、殺菌、免疫力向上、抗炎症、抗酸化、血圧降下、鎮咳」などの作用があるそうです。免疫力向上と血圧降下という2点には、思わず反応してしまうという人もいらっしゃると思います。花梨に含まれているカリウムはナトリウムとバランスを取り合うミネラルで、ナトリウムが多すぎる場合は排出を促す働きがあるそうなので、血圧が高いと気にしている人にとってはうれしい作用です。血行もよくなり、むくみも改善されると聞けば、冬だからこそ摂りたい花梨と言えるでしょう。

この手の市販の「花梨茶」は、糖分もかなり含まれていますので、極端な飲み過ぎには注意が必要ですが、1日1杯を朝起きた時、就寝前などにのむ程度であれば問題ないと思いますので、ぜひ寒い時期の健康維持・増進のために飲んでみてはいかがでしょうか。甘いものが苦手な人は、薄目にしてもいいし、ショウガなどを加えてもおいしいです。普段ハーブティーなどを飲んでいる方は、そこにティスプーン1杯分くらいを混ぜてみてもいいかもしれませんよ。飲み物としては摂りづらいという人は、ジャム感覚でパンにつけたり、ヨーグルトに混ぜて食べてもいいと思います!

もし、生の花梨が手に入って、自分でお酒やはちみつに漬けて作る場合は、種は取り除くことをおすすめします。種ごとのほうがよいという説もあるようですが、シアン化水素(猛毒です)が発生する危険性もあるそうですから、種は一緒に漬けないようにしてくださいね。それにしても、世の中には「身体にいいといわれる植物」のなんと多いことか! 樹齢何百年なんていう樹の話や、アスファルトさえ突き破って生えてくる草花の話を聞くと、人間よりはるかに植物の生命力が強いことを実感させられます。昔の人はそんな植物がもつ力を大切にいただいて、現代に残してくれました。今日は中国で2000年も前から薬用とされていた花梨についてご紹介しました。

今年2度目の風邪も、花梨茶のおかげか咳はあまり出ず、のどの痛みもありません。なんとなく、抵抗力が落ちてしまっているのかなぁと感じる2019年ですが、「歳をとったから」とあきらめずに、「風邪をひかない自慢の身体」を取り戻すべく、がんばりたいと思います!

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2件のコメント

  1. まつざきさんの文章、大好きです!
    春とは名ばかりの寒さですが・・・、
    寒暖の差に負けないでくださいね!(≧∀≦)

    モモレンジャー、ファイトー‼️

    • 博多のヒロさま、こんな「ゆるゆる」の健康コラムに、応援のメッセージありがとうございます<(_ _)>これからもよろしくお願いしまぁす!(モモレンジャーまつざき)

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