力石 徹を大橋秀行さんが大いに語る 〜大編集後記。

 

昨日、今年一発目の勝負が始まった。“男はつらいよ”をキーワードにした特集は、お正月のこの発売時期にふさわしい。きっと売れているはずだな(笑)。

 

この特集の編集会議は盛り上がった。僕から編集部員に投げたのが『関白宣言』に清志郎さん、喫煙者などだった。「えっ、それを入れるんだ」という意外なのと、ストレートど真ん中をうまく組み合わせてラインナップしようと編集部員たちに事前に指示しておいたのだ。そしてこのラインナップになり、寅さんはメインのひとつでありながらもアンカーにしたいと僕は当初より決めていた。

 

そこで寅さんの対抗を考えることになり、「これだっ」となったのが力石 徹だ。トップバッターと表紙を託すことにした。表紙はご覧の通り、ジョーと死闘を演じた直後にすべてを終えた爽やかな表情でジョーに握手を求めるこの瞬間しかなかった。決まった!! これでピシッと筋が通った。肝心の記事もタメ年の元世界チャンピオン、大橋秀行さんに語っていただいた。ご本人も減量に苦しんだ本物のボクサーだからこその重い言葉が並ぶ。拳を交えた者だけがわかる力石とジョーの友情を自身の経験から語っている。大橋さんが戦ったライバルとの意外なツーショットもぜひご覧いただきたい。そんなカットも含めて、説得力があるページになったと自負している。

 

今年一発目の勝負のトップバッターという重要なポジションを、力石に託してよかったと完成した1冊を前に思っている。でしょ、みなさん。えっ、まだ手にしていないって。ダメだなー、今すぐ書店へGooooooo!!

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