【S40News!】映画『日本沈没』の豪華資料本が発売。

1973『日本沈没』完全資料集成
『1973『日本沈没』完全資料集成』(編集:友井健人/発行:洋泉社/ISBN:9784800314253/判型:A4変・192ページ/価格:3,800円(+税)

書籍『1973『日本沈没』完全資料集成』(友井健人編)が洋泉社より発売された。

浅間山の噴火や西之島の海底噴火など天災続きだった1973年、当時小学2年生だった昭和40年男が“死”を意識するきっかけともなった映画が『日本沈没』だった。日本が海に沈むなんてありえないシチュエーションだと思ったけれど、特撮技術を駆使した迫真の映像はとんでもないリアリティを感じさせ、死の恐怖を植えつけた。『ノストラダムスの大予言』と合わせて終末ブームを醸成した作品としても広く知られている。

空前の大ベストセラーとなった小説『日本沈没』(小松左京著・小学館文庫)の刊行前から映画化の企画が進められ、お正月映画として公開された本作。東宝が当時史上最高の5億円の製作費を投じ、総力を結集した超大作で、観客動員数約880万人という記録的な大ヒットとなった。監督は、『八甲田山』(1977年)の森谷司郎。特技監督はゴジラシリーズの中野昭慶。両監督と特撮のプロたちによって作られた本作からは、昨今のCG映像作品からは感じ取れない力強さや質感が伝わってくる。

公開から45年を経て、今なお高い人気を誇る国民的SF大作のすべてを集めたのが本書だ。編者の友井は昭和40年生まれで、『昭和40年男』本誌でも執筆陣に加わる書き手である。掲載されている600点以上もの貴重な当時の現場写真は圧巻で、それだけでも価値がある。また、出演、監督・助監督、美術スタッフら13人にも及ぶ関係者のインタビューもあり、特に特技監督・中野のインタビューには小松左京とのエピソードなども語られている。その他、絵コンテ、美術デザインなど初公開ものばかり掲載されている。

阪神淡路大震災、東日本大震災、九州・熊本地震などを予見したかのような『日本沈没』。忙しい毎日の生活のなかで、どうしても薄れてしまう防災意識だが、このスチール集が今一度、自然災害に対する危機意識を高めるきっかけともなるだろう。

   

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