男たちの戦いが始まる。

ステージイベント

昨日まで開催されたバイク業界の祭典『東京モーターサイクルショー』は今年も楽しい3日間だった。最終日となった昨日はあいにくの天気ながら、3日間合計では前年比10%アップで14万6千人を動員した。僕らが展開したブースも終始お客さんが絶えず、用意した小冊子も予定より早い段階で配り終え、物販もボチボチの結果となった。

昨日のステージイベントで、ライダートークショーがあり1番前の席を陣取って見つめたおっさんだった。左からトライアルの小川選手とモトクロスの成田選手で、その次からの4名が個人的に注目している国内2輪ロードレースの最高峰クラス『JSB1000』の国内4メーカーそれぞれで参戦するライダーだ。ヤマハの絶対王者で連続チャンピオン記録を更新中の中須賀選手。ついついファンとして見てしまうスズキ津田選手。10代の頃よりトークショーでご一緒していて、愛情たっぷりで接してしまう高橋選手。去年までもつれるように仕事してきた渡辺選手に代わってその座を射止めた渡辺選手。あれ、同姓かって名前も去年までが渡辺カズキ選手で、今年からカズマ選手だ…って、ただの偶然ですね。

今年の注目はスズキとホンダがマシンのモデルチェンジイヤーであること。『JSB1000』は1000ccクラスの市販車をベースにして戦うレースだから、ベース車両の善し悪しは走りに大きく影響する。もちろん、ライダーのマシンを作り込むセンスと実力やライディングの能力も大きく、それらがすべてバランスされて上位を勝ち取るのだ。今年はベースマシンにおいて大きなアドバンテージを持つチームはなくなったと言っていい。勝敗の行方がライダーとチーム力によるところが大きくなり、楽しみなシーズンである。

噂ではスズキのマシンがいいらしい。津田選手も自信ありげな表情で、金曜日には僕らのパーティにゲストで来てくれて大風呂敷を広げてくれた。ここ近年は中須賀選手の強さが頭1つどころか2つ以上抜けていたが、今年は競ってくれることが期待できそうだ。高橋選手も黙っちゃいないだろうから、三つ巴でのチャンピオン争いに期待だ。いよいよ今年も男たちの戦いが始まる。開幕戦の決勝レースは4月23日、三重県の鈴鹿サーキットだ。ではみなさん、会場でお会いしましょう(笑)。

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