マグロ好きのおっさんが歓喜した夜。

IMG_4450いやあ、やっちまったい。昨日は仕事と来客にめいっぱい押されてしまいました。毎日楽しみにしてくれている全国のファン(!?)のみなさま、申し訳ないっす。気を取り直して、そしてなにもなかったように(笑)いかせていただきます。

先日、新年会でコイツと出くわした。マグロである。テーブルにははまぐりの貝殻が置いてあり、こそげとってこの宝をいただくのだ。僕より年上の男たちばかり6人で夢中になった。一同笑顔だ。大きさにまずインパクトを受け、豪快に食う感じがいい。周囲のテーブルにもドーンと置いてあり、みなさんやはり笑顔だ。こうした食にまつわる演出は人を幸せな気分にするものだ。他の料理もうまかったが「いやあ、あのマグロはすごかったねえ」と完璧な主役だった。

マグロが嫌いという方は少ないだろう。幼少の頃、魚より断然肉好きだったが寿司はまったく別物の存在だった。その中にあってマグロは圧倒的な主役で、そのまんま今に至っても寿司はいつでもごちそうでありマグロ愛は強くなるばかりだ。最後の晩餐はマグロの赤身か湯豆腐のどちらかだと、悩み続けてもう20年以上経つ。

幹事さんはこの店の手配だけでなく「マグロを予約しておきました」とちょっと自慢げだった。そう、飲食はエンターテイメントであり、それを仕込んだ者はまるで自分が提供したかのような気分になる。逆に良くない店を仕込んだときは最悪で、穴があったら入りたい気分を味わったことのある方は少なくないだろう。この日の幹事さんは完全にスーパースターだった。宴会好きで仕込み好きな僕にとって、リストの上位に加わった店となった。

久しぶりに不親切ガイドといかせていただく。築地では2店展開していて、炭火焼を自慢にしている感じのいい店だ。では、行ってらっしゃーい。

この記事が気に入ったら
いいね ! しよう

Twitter で