カンカン婆でつながった〜!

今日は朝一番から会場入りだよーん。なんのって? 本日行なわれるバイク業界の有志が立ち上がっての東日本復興イベント・チャリティモーターサイクルショーだ。4時までやっているからぜひ遊びに来てください。見つけたら声かけてね、きっと泣くから。

さて、表題の通り本日はカンカン婆について語ろう。って、ごく一部の方を除いてほとんどの方は知らないであろう。一昨日のことだ。自分の会社にS43年男で、荒川1中の者がいると。さらに駄菓子やといえばカンカン婆だとのツイートをもらった。どっひゃーである。まさかカンカン婆で繋がるとは。ブログにも書いたことがあるネタだ。後にその存在がものすごくローカルなものだと知ったのだが、東京都荒川区役所周りに住む者にとっては完全なるスタンダードな存在であった。カンカン婆が何かって? 移動式の魅惑満載商店である。きったない婆さんが引いてくるリヤカーは、子供たちにとって宝の山であり、こづかいを吸い取られる豪商店であった。水飴やすももは理解しやすいだろうか、焼きそばを頼むとそばにキャベツを持った小皿にソースをかけるだけというシンプルな逸品が出てくる。寒天をオーダーすると、刻んだ寒天に黒蜜がかかって出てくる。なんとも創意工夫にあふれたジャンクフードを次々と提案するのである。あまりの汚さにほとんどの親たちは出入り禁止を命じたが、そんなの守るのは江戸っ子じやねえ。男たちは毎日ここに集ったのである。

ギャンブル会場でもあった。1つは型抜きだ。キレイに抜けると焼きそばが食える。ジャッジは婆がするから、焼きそばをもらえた奴を、僕は見たことがなかった。ミルクせんべいの上に薄く切られた寒天が乗っていて、ストローで絵や文字を抜くというのもあったが、これまた婆のジャッジはものすごく厳しかった。そして僕たちの小学校ではこの婆のセリフが公用語になっていた。「残念賞ミカンジャム」。この2つのギャンブルによって男たちが手にするのは、ほとんどこのミカンジャムだった。おそらく婆は1日に何十回もこのセリフを子供たちに投げつけたのだ。こうして荒川区役所界隈の子供たちは世の中の理不尽を学び取り、大きくなったのである。

と、解説が長くなったが、高校に入ってビックリしたのがこのカンカン婆のようなスタイルの飲食店がほとんど存在しないということ。また、もんじゃ焼きを知らない人種が存在することも同時に知ったのである。そんな素晴らしいカルチャーを持つもの同士がツイッターで繋がった、5月13日はカンカン婆記念日に制定する。ってか(爆)。

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