カワサキで「鈴鹿8耐」を戦うタメ年男。

タメ年の鶴田竜二さんは、プロとして活躍したタメ年レーサーで、かれこれ15年以上の付き合いになる。呑み仲間であり仕事仲間であり、イベントのトークショーも幾度となくこなしている。先日は久しぶりに名古屋のショップに顔を出して、あーでもないこーでもないとあっという間に2時間を超える時間を集中したまま過ごした。互いに奮闘ばかりを誓い合うタメ年同士である。そんな親密な付き合いをしている鶴田さんが、夏の鈴鹿で勝負に出るのだ。

一昨日に続いてバイクレース『鈴鹿8耐』ネタになってしまって恐縮だが、彼が監督を務めるチーム『エヴァRT初号機シナジーフォースTRICK STAR』にぜひ注目してほしい。今年はカワサキがメーカーの看板で走ることになって盛り上がっていることは、このブログで何度も騒いできた。では去年までカワサキがサーキットにいなかったかというとそんなことはない。チームの規模に大小あれど、多くのカワサキ車が夏の8時間を盛り上げていたのだ。その中にあって鶴田さんのチームは、毎年もっとも表彰台の近くにいて、実際に表彰台を獲得したこともある強豪チームなのだ。

今年ももちろん表彰台を狙えるチームになった。メーカーの看板で走る『チームグリーン』にとっては良きライバルでもある。そして鶴田さんにはきっと、これまでカワサキの心意気を8耐で見せ続けてきた意地があるはずだ。表には決して出さないもののタメ年男が燃えないはずはない。

ライダーがおもしろい構成になった。ル・マンとボルドールの24時間耐久レースを活動の中心としている、『チームカワサキフランスS.R.C』のエースライダー、グレゴリー・ルブラン選手がチームに加わったのだ。先日の合同テストでもいい走りを見せ、本番に向けて仕上がりは順調そのものだ。お馴染みの日本人ライダーでベテランの出口・井筒の両選手とともに粘りのレースを展開するだろう。

『鈴鹿8耐』はノントラブルでいけばそこそこの成績を出せる。チーム力の高い鶴田さんのチームや『チームグリーン』は、ノントラブル=表彰台の確率は極めて高いと断言する。ましてや鶴田さんのチームは去年の暮れに『ル・マン24時間』を経験している。これでチーム力はさらに上がったはずで、僕が偉そうに言うのは恐縮ながら、鶴田さんの監督としてのレベルも格段に上がったはずだ。そしてこのレースでスタートとチェッカーを受けたライダーが出口選手なのだから、なおさら期待大である。大人の経験が随所に光るいぶし銀チームで、俺たち昭和40年男にとって見逃せない。

鶴田こうして直前に激励できてよかった。前日に『チームグリーン』の渡辺一樹選手の優勝宣言を聞き、翌日の月曜には鶴田さんの勝利への執念を聞けた。ずっと応援し続けてきたタメ年の鶴田さんと、今年イベントで何度もご一緒している23歳の渡辺一樹選手である。僕にすれば、双方とも表彰台に登ったらどんなにうれしいことだろうか。そしていずれかがその真ん中にいるなんて夢を見ている今日だ。もう間もなくに迫ったレースを、タメ年男達は見逃すな。チケットはコチラからどうぞ(笑)。

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