龍馬伝考察 2/2。

ハードディスクにラクチンに録れるビデオのおかげで、
今回の大河ドラマの放送をこれまですべてを見ることができている。
自分の好きな時間に、というか夜中にじっくりみる。
大好きだからね、そりゃー盛り上がってるよ。
テレビチックなというか大河チックな脚色にやられることはしばしばあるものの、
前回の直江兼続よりはましかな。
スポットライトが当たっていたものね(笑)。

今回の龍馬伝ではそこまでひどくないものの、
龍馬ファンや歴史オタクの人は怒っているんだろうな。
先週の放送では後藤象二郎に龍馬が、吉田東洋を斬ったのは自分だと言う。
うわー、すげー。
確か、武田鉄矢さん原作の『おーい! 竜馬』では武市半平太が投獄されて、
岡田以蔵が拷問を受けていると聞いた竜馬が、海軍操練所の船で桂浜にやってきて
上士どもを脅すという痛快なくだりになっていた。
今回のはそれをはるかに凌駕する、痛快なシーンだったね。
ビックリしました。

こんなのありえねえよとぼやいている方々は、見るのをやめなさい。
そもそも大河ドラマですよ。
国営放送だし、真実のように感じさせる豪華さがあるからそうさせるのかもしれないが、
大河を見て史実を知っているヤツがギャーギャー言っているのを見るたびに、
俺情けない気分になるんですよ。
そもそも、史実だって事実かってね。
あんた見てないじゃんてね。
研究を重ねている学者さんでもないくせに、知ったふりして騒ぐのはカッコ悪いことこの上ない。
司馬さんの描いた世界と一緒で、あくまでエンターテインメントですよね。
その辺をキチンと息子や後輩たちに伝えながら見ないと、
もう大人なんだからいかんと思うのですよ。

俺もさ、いつか本を書きたいなと思っている。
歴史をモチーフに表現が出来るのって最高でしょ。
そしてなにより、大好きな世界観の普及ができるのだから。
今回も福山さんのファンが龍馬さんのことを知り、
なんてすてきな日本人がいたのでしょうと司馬さんの作品に触れたり
高知を訪ねたりしたら、それだけでも国営放送の意味があるってもので、
龍馬さんのファンとしてはうれしい限りですよ。

あんなすてきな男のことを1人でも多くの人に知ってもらえて、
そしてその人が本当に興味を持ったら史実を掘り下げればいい。
大河の脚色と違いことで魅力がかすんでしまうほど、龍馬さんはやわじゃねーよ!!!!!!!
と、声を大にして言いたいのだ。
今日、混迷を極める我が国の選挙日と、龍馬伝の第一部の最終話が重なったのは
偶然とはいえさすがとか思ってしまうほど、龍馬さん狂いで馬鹿な俺です。
今夜は仕事を早めに切り上げて、龍馬伝を見てから速報にうなるつもりじゃ。
「日本の夜明けぜよ」と言えるような結果になるといいなあ。

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