今年最後の浅草秘密基地。

浅草秘密基地

この週末は今年最後の出張だった。そう、12月が中間点を迎えていよいよ「今年最後」と呼ぶことばかりとなってきたね。いいものですな、たかが年越しされど年越しだ。明日は今年最後の主催イベント『浅草秘密基地』が、きっと盛大に行なわれる(はずだ!?)。なにかと忙しいことだろうが、ぜひお越しいただきたい。今年最後のでっかい笑いを互いが互いでつくりあげよう。昨日まで知らなかった者同士が、『浅草秘密基地』をキッカケに集い、笑い合い影響し合う。みんな人生にいろんなしわが出てきてラクじゃ無いことをわかり合っている。我が我がと押し出すだけじゃない、でっかいフトコロを持ち始めた年齢の連中だから出てくるあたたかい笑いがある。明日の浅草は羽子板市だから、ちょっと見物してから来るのもいいぞ。

心の連鎖ってヤツが目に見えて結果となるのがイベントだ。僕は幸いなことに仕事においてイベントのウエイトが大きい。来場者に少しでも楽しんでいただくために、自分がめいっぱい楽しむことを心がけている。ここには仕事の本質のひとつがあると思っている。昨日の大阪の店の話とも繋がる、いい料理店と同じようになりたいと目指している。

悪い料理店とは? 客の体のことなんか一切考えないで、刺激ばかりを提供して来客だけを求める。油と塩を武器にして、普段家庭で供されるモノをはるかに超越した味で客を誘う。まずは塩を多くして、そのバランスを取るために甘みを注ぎ込む。わかりやすいところでは、最近の激安寿司がそうだ。ネタがデカイことで客を誘う。強烈な刺激だね。そいつとバランスを取るためにシャリを強くしなければならない。するってえとまずは塩をガンガン入れ、まずはデカイネタとバランスを取る。塩っぱいだけじゃうまく感じないから、緩和させるために甘みを加える。そのまんまじゃとても食えたもんじゃないところに酢をガツンと投入してバランスを取る。こうして塩っぱくて甘くて酸っぱい強い土台が完成して、デカイネタをしっかりと受け止めるわけだ。寿司本来の行くべき方向とまったく異なり、客に金を払わせることばかりが目的になってしまっている。

イベントに求める本質は心の連鎖だ。激安寿司のような華美な演出はなにも無いが、最後の『浅草秘密基地』をいいものにして来年に繋げたい。ぜひ皆さん、互いの時間と心を共有する場へ足を運んでいただき、今年最後のでっかい笑いの時間を過ごそうじゃないか。待ってるよ!!

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