【タメ年たちの大活躍!】美術監督・原田満生が映画『I’M FLASH』の美術を手がける。

(C)2012「I’M FLASH」製作委員会

昭和40年生まれの美術監督・原田満生が、9月1日から公開される映画『I’M FLASH』の美術を担当した。

映画撮影に欠かせない職業のひとつが美術監督という仕事。映画のイメージにあった風景や場所はそうそうあることではなく、美術監督は映画のイメージに基づ いてその風景や場所を実際につくりだすという仕事をする。たとえば一家団欒のシーンで、その背景となる“部屋”をつくるのが美術監督の仕事なのだが、その家に住む人物の設定やストーリーなど映画のイメージに基づいて設計し、さらに役者が演じやすいか、撮影がしやすいかなどの配慮もし部屋をつくる。

原田は、美術助手として阪本順治監督などの作品に多数参加したのち、映画『トカレフ』、『不夜城』などのセットデザイナーを経て、98年『傷だらけの天使/愚か者』で美術監督を務める。2000年『顔』、『ざわざわ下北沢』では、 第55回毎日映画コンクール美術賞、第20回藤本賞特別賞を受賞。 さらに05年『亡国のイージス』では、 第29回日本アカデミー賞・優秀美術賞を受賞。07年『東京タワー オカンとボクと、時々、オトン』では、第31回日本アカデミー賞・優秀美術賞を受賞するなど多数の映画美術監督を務める。近作には『座頭市 THE LAST』『まほろ駅前多田便利軒』『大鹿村騒動記』『深夜食堂 第二部』『テルマエ・ロマエ』などがある。いずれも話題になった作品なので、劇場に足を運んだ人もいるのではないだろうか。

今回、原田が美術を担当した『I’M FLASH』は、若手No.1俳優として定評ある藤原竜也と『青い春』『ナインソウルズ』の豊田利晃監督が初めてタッグを組み、宗教団体の若きカリスマ教祖が直面する衝撃的な運命を描いた人間ドラマで、公開前から高い注目を集めている作品だ。原田がつくりだした“背景”にも注目しながらぜひ楽しみたい。

 このコーナーでは昭和40年生まれの活躍を紹介。どんな些細なことでも我こそは!という昭和40年男はぜひ『読者投稿欄』から投稿を!

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