還暦上等超えの古希男。

▲去年の開店31周年の時にお祝いを持って行ったが、残念ながらパーティは開催できなかった

読者の集い「浅草秘密基地」の舞台となっているショットバー「FIGARO」のマスターが今日古希を迎えた。「還暦上等」を吠えまくっているだが、軽〜く10年を上回ったわけだ。出逢った頃はまさかまさか、30年以上の付き合いになるなんて想像できなかった。そして僕の人生において最も多く通っている店が「FIGARO」である。ジャイアンな僕が、店で弾き語りをさせてくれと嘆願すると快諾してくれ、以来毎週月曜日に通うようになったのが26歳の頃だったと記憶している。マスターもまだ30代だったのだ。それが二人合わせて127歳になっちまった。

 

やんちゃでチャーミングな男に、どんだけ男とは何たるかを教わってきたか。浅草生まれの浅草育ちなのだが、下町らしからぬオッサレーな感覚を持つ。あちこちに出かけることをまったく苦にせず、何かを観ては吸収するから話題が豊富で相手を飽きさせない。話を盛るようなことは絶対にしないし、ウキャキャと子供みたいに笑ったりしてこっちまで愉快にさせてくれる。僕の歌のよき理解者でもあり、オリジナル曲の批評や声の調子なんかも声がけしてくれるありがたい存在であり、尊敬する兄貴である。

 

辰年の13コ上だ。果たして自分がこんなに若々しく、かつ現役でいられるだろうか。目標として、75歳までバリバリ現役でいることを心に燃やしている。それは燃やさなければならない壁に感じているからなのだが、彼はおそらく80歳まで変わらずやっているのではなかろうか。立ち仕事できついはずだけど、還暦を迎えた10年前と容姿は全く変わっていないし、フットワークのよさも健在だ。先日はサプライズで「福岡博多秘密基地」に足を運んでくれ、僕を号泣させた。元気は衰え知らずなのだが、同じく飲食店経営をしていて幼稚園の頃からの親友をコロナで亡くした時は老け込んでしまうのではないかと心配したが、なんとか乗り切った。彼の分までがんばるのだと。

 

喜怒哀楽バランスは、圧倒的に喜と楽を放出している。ちなみにこのビジュアルは25周年のパーティの時に作ったDMハガキだ。この “楽” に採用したのは、早くも5年後の30周年パーティを迎えること!としたのだが、コロナによって来年、そしてまた来年と延期になってしまった。が、ついにこの10月に開催することにした。30/31/32周年パーティである。古希祝いが重なったと思えばいとおかしだ。

 

めでたい誕生日に乗っかって、来週より「浅草秘密基地」を再開することをめでたく宣言させていただこう。みなさん、若き古希男からパワーをもらいにぜひ来てちょうだい。まだまだ学ばせていただくぜ、兄貴!!
 

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