20年の時の重さ。

「バイク乗りからはじめる地球愛護活動」をキャッチコピーにして2002年に産声をあげた「ラブ・ジ・アース」の、今年は20周年イヤーだ。バイクの仕事をたくさんさせてもらっているのだから、バイク業界に何らかの貢献をしたいと考えたのが動機だった。尊敬する本田宗一郎さんスピリットの影響もあっての考えで、ともかく何かしたくてうずうずしていた。そしてある日、これだっ、ライダー諸氏も楽しませてもらっている地球に貢献すればいいのだと活動の方向を定めた。

 

自分のところで出しているバイク雑誌『タンデムスタイル』を使って、活動開始を宣言した。ツーリング先で、たった一つでもいいからゴミを拾って持ち帰ろう。自分がバイクで遊ばせてもらっていることで、地球には少なからずのインパクトを与えていることを心に刻み、その分の愛を注ぎ込もうとメッセージした。翌年より、活動の象徴的なイベントとしてライダー同士で海岸清掃をしようと呼び掛け、その第1回を今回の20周年記念の開催地、相良サンビーチで行った。つまり今回は里帰りとなる。しかもなんとも素敵な偶然が、第1回の開催に尽力いただいた行政サイドのご担当が、その後ご部署異動を繰り返しながら舞い戻ってきて今回のご担当を務める。偶然というより、いい活動のいい奇跡だと思った方がいいな。

 

2002年というと21世紀に突入してすぐの年で、『昭和40年男』では取り上げることはないがすでに懐かしく感じさせる。小泉さんが北朝鮮に乗り込んだ年で、W杯の日韓開催もありお隣さんとの関係がよくなるのかもしれないと淡い期待をした。が、残念ながら幻だったと言わざるを得ない。ヒット曲を見ると馴染みがない曲ばかりで、テレビにほとんど触れていなかったことが分かる (今もだが) 。

 

まだ37歳だったのかと感慨深い。きっと今より髪にコシがあったはずだ。身長も今より2センチ以上高かったし、フルマラソンも完走している。うーむ、思えば遠くに来たものだ。ネガティブばかりでない。20年がもたらしたいい面もある。当時よりトークは上手くなっていると思う。心の成長もある。そして『昭和40年男』が存在する世の中になった (笑) 。10月30日は記念日として相当張り切ることだろうから、つぶやき読者のみなさんはバイク乗りでなくてもいいから、会場にお越しくだされ。祝ってくだされ!!
 

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