84歳の現役男より刺激。

そうか、もうあの騒ぎから3週間になるんだな。東京ビッグサイトで開催された「東京モーターサイクルショー」は、大盛況で幕を閉じた。その会場でひときわ存在感のある男に久しぶりに再会できた。今となれば、一緒に写真を撮ればよかったと後悔しているところだ。その男の名は大久保力。この名前を知らない二輪業界人はもぐりである。

 

国内最大のバイク見本市である「東京モーターサイクルショー」を立ち上げた男だ。つまり生みの親とその会場で再会できたのである。彼の業績を数え上げたらキリがないので、興味のある方はネットで検索していただければいいと思う。以前は、うちで出しているバイク雑誌でコラムを連載してくれて、大変お世話になった御仁である。ちょっと緊張しながら彼の前に立ち、深く頭を下げて「ご無沙汰してます」と挨拶すると、「おーっ」と笑顔で迎え入れてくれた。それだけでうれしくなっちゃうほど惚れ込んでいる男だ。この写真のように、二輪四輪の多くの会で委員を務めていて、その活躍や仕事はますます増えているように思われる。写真の殿堂も2018年の暮れに立ち上がったばかりで、その委員長という重責をこなしているのである。

 

「りきさん」とは親しみを込めて呼ばせてもらっている。「おいくつになられました?」と、思わず聞いてしまった。「84だよ」と返ってきた時にやはり鉄人なのだと思った。どう見ても60代の姿であり、眼光の鋭さは20代といってもいいかもしれない。「なんでそんなにお若いんですか? 何か秘訣は」と、これまた思わず訊ねてしまった。前述したとおり激務の数々をこなしているから、人と会って話すことが多いおかげだとおっしゃる。そして多くの著書があり、84歳になった今に至っても、年に何冊もの作品を世に放っている彼らしい言葉が「書いてるからだよ」とさらりときた。カッコよすぎるぜ、兄貴である。加齢によって言葉が出てこなくなることがあるそうだ。「えっ、りきさんがですか?」と思わず言葉が出たが、それを調べることも若さを保つ秘訣なんだとおっしゃる。うーむ。

 

後日、81歳になったお袋にこの話をした。彼女はご近所付き合いが活発なので、人としゃべることにかけては完璧だ。毎日何時間も一緒に散歩する仲間がいたり、朝は土手に体操へと出かける。輪投げのサークルに参加して、大会にも出場する。ウンウン、がんばっているよ。そして僕は、りきさんのことを話しながら書くことを強く薦めた。で、これを購入したのである。次に会う時にはプレゼントする。書くことで若さを保つだけなく、91歳まで書けよというメッセージにもなる我ながらいいアイデアだ。アドバイスありがとうございました、りきさん。母ちゃんに活かします。あっ、56歳の僕も肝に銘じて生きていきます!!

 

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