18歳の犬はボケが進行中。

いや〜、かなりの長寿犬になった。実は『昭和45年女・1970年女』の最新号 (vol.5) に職権濫用で1ページもらっていたりする馬鹿い主 (馬飼い主と書くべきか!?) だ。この2年くらいは目に見えて衰えが進行してきて、ここのところさらに加速している。ご両親の介護にお悩みの同世代諸氏は多いだろうから、犬っころごときのことはちゃんちゃらおかしいだろうが、そこはお許しあれ。18年も連れそうと大切な家族なのだ。

 

飼い始めて月日が経つとともに、とても全国1,000万人のファンの方々には見せられないような姿と声でかわいがるようになった。18年前はまさかこんなことをつぶやくとは思わなかっただが、この老いをしっかりと受け止めたいと思っている今日だ。

 

目と耳は微かに働いているといった程度で、家のあちこちにぶつかる。かつてうれしそうに走り回っていた散歩タイムは、なんとかやっと少々歩かせる程度になってしまった。それとず〜っと寝ている。1日で起きている時間は4時間程度でないだろうか。とにかく寝ている。それとここ最近困り始めたのが、トイレができなくなったことだ。ずっと寝ている間にムクッと起き出しては、手当たり次第どこでもしてしまう。と、かなり末期的になってきたがやはりかわいいヤツであり、愛しているのだから本当に18年前の自分に教えてやりたい。

 

目の前で起こっている老いってのが、極めてリアルなんだなと感じさせられる。なんとなく調子がまだらで、いい日はどうしたんだというほど元気になる。これは本で読んだことがあるが、人間も記憶がくっきりはっきりしたりとダメとがまだらになったりするらしい。

 

こいつがあとどれくらいなのかと正直なところ覚悟ができているほどで、以前よりもさらに人様に見せることが決してできない溺愛ぶりのおっさんである。そして、生とはなんぞやと考えながら、懸命に生きる愛犬の姿に人生を学んでいる気がしたりする。あー、馬鹿い主ですな。
 

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