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冬の鳥に癒されるおっさん。

2017 年 1 月 23 日 プロデューサー コメント

川に縁のある人生を歩んできた。全国津々浦々で川は流れているのだから多くの人がそうなのかもしれんが、僕はいつの時代も川に愛を注ぎ、そして愛されてきたと勝手に思っている。なんてったって生まれたのが荒川区だ。東京23区の中では品川区、江戸川区とともに川を名乗る区である。土手にはガキが喜ぶ遊びであふれていてちょくちょく出かけたものだ。小中学生なら無料で使える河川敷の野球場にもずいぶんと世話になった。

 

 

20歳になる年に故郷を捨てて旅に出た。人の縁に助けられて住んだアパートが、大阪の神崎川駅のそばで川沿いだった。そして所帯を持ち貧乏ミュージシャンが選んだのが、千葉県松戸市の江戸川にほど近い借家だった。大きな花火大会や日々の散策は貧乏暮らしを彩ってくれた。子供が小学校にあがるのを機に多摩川そばの家に引っ越した。この暮らしの中で多摩川に惚れ込み、以来2度の引越はベランダから多摩川が見える場所にしているほどのジャンキーだ。

 

 

鴨四季を感じさせてくれるのがよい。今時期だとかわいい鴨たちが、冬の凛とした空気に似合う鳴き声を楽しませてくれる。臆病者で近づくとスイーッと逃げてしまうのがなんとも愛らしい。寒くなるとやってきて春にはいなくなってしまう訪問者たちに癒されたく、時間を見つけては出かける。まるで仕事の疲れまで取ってくれるような存在である。この他にも年々渡り鳥が増えているように感じられ、池中玄太に劣らず鳥好きの僕にはたまらない場所となっている。以前、フクロウ科のトラフズク親子が渡ってきたことがあり、それ以降毎年楽しみにしているのだが今のところその1年きりである。ご近所でちょっと騒ぎになってしまい、居心地がよろしくなかったのかもしれないな。

 

 

ともかく、俺たちがガキの頃と比べたら格段に自然とふれられる東京になった。汚れきった川は努力次第でこんなにもきれいになる。なにごとも諦めなければこんな安らぎを得られるのだななんて、鴨たちを眺めながら大げさな想いにひたるおっさんだ。

 

 

   

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