7周年を迎えた『昭和40年男』。

img_4081さあ、今日は発売日だ。切りのいい40発目となる今号で、創刊7周年を迎えた。2009年の10月30日が誕生日でvol.1とはしたもののテスト発刊だった。なにしろ前例のない年齢限定本だったから、まったく売れないなんてこともあり得た。ドキドキしながら結果を待つ時間が過ぎていき、やがて問屋担当から入った報告はまずまずの及第点が取れ、創刊誌ということを考えると十分な健闘だったとのこと。心の底からうれしい瞬間だった。

「イケル」。定期刊行にしようと翌年の3月11日に季刊発行をスタートさせ、さらに翌年の3月11日に隔月に昇格させた。が、この日は日本を大きく傷つけた震災の日と重なってしまった。すべての雑誌の売り上げがガタンと落ち、我々ももちろん例外ではなかった。惨憺たる売り上げに落ち込みながらも下を向いてはいられないと発行を続け、少しずつ力を付けて今に至る。

特集は歌謡曲だ。先日このブログで編集長の解説にもあったとおり、我々世代にとって70年代の歌謡曲はとてつもなく大きな影響を与え、生き方にまで及んでいると言っても過言でない。表紙を飾ってくださった西城秀樹さんにはパワーと歌への情熱を教わった。『傷だらけのローラ』が好きだったなあ。『ザ・ベストテン』で『ブーツをぬいで朝食を』が1位になったのも強く記憶していて、意味深なライターとともに変身を感じた名曲だ。一方の岩崎宏美さんの歌唱力とよくのびる声は、子供心に別格のシンガーだと感じた。「スゴいのが出てきたな」って、どっから目線の小学生だよ(笑)。

今回の特集ではお2人以外にも多くの証言者がいて、俺たちを夢中にさせた背景をたっぷりと知ることができる。ぎっしりと詰まった一冊で、700円はきっと後悔させないはずだ。よい週末を『昭和40年男』でお楽しみください。

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2件のコメント

  1. 昭和40年男、ありがとう!
    7周年目の記念号の巻頭特集がカープネタとは広島人にとってはこの上ない喜びです。
    カープ優勝YEARとなったタイミングとは言え、まさかの編集に感動しています。
    いつもより書店での平積みの高さが高い気がしましたが、広島ネタを意識してのことでしょうか?
    広島秘密基地を具体的に計画しましょうね。

    • ありがとうございます。広島秘密基地には浅草組も行きたがってます。かとちゃんの力でぜひ!!

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