箱根駅伝の聖地。

箱根大好きなお正月がいよいよもうすぐそこに迫ってきた。楽しめるその分だけ師走の激務を超えなければならないけれど、あの日々を幸せに過ごすためだ。互いにエンヤコーラで乗り切りましょう。

ラストスパートのパワーをチャージするため、ブラリと箱根に出かけたきた。東京からほど近い箱根は、気軽にリラックスタイムを過ごせる秀逸の観光地である。紅葉の美しさもさることながら、箱根駅伝を愛するおっさんにはなんてったってここ、芦ノ湖だ。この場所を訪れるだけで感動がこみ上げてくる。最後のカーブを曲がって右手を突き上げながら入ってくるのは、往路アンカーとなる山登りランナーだ。誇らしげな笑顔に祝福を送る。そしてその頃にはすでに出来上がっているのは、お正月だから許せることだ。

僕は普段、昼酒はやらない。僕ほどの左党がコイツをやったら廃人一直線だとわかっている。だがお正月の三が日は昼からまったく遠慮せず、その量に規制をかけることなく呑んで食っての時間を過ごす。このために歯を食いしばって、1年間頑張っているようなものだ。三日間をめいっぱい楽しむために健康でいたいとも思うようになった。かつては身体のことなんて少しも考えなかったが、呑んで食っての時間を遠慮なく豪快に過ごすには、心身共に健康でいることに尽きる。なにはなくともこれなんだと、何年か前の元旦に自分に戒めたのである。

なんちゃって、昭和40年男の中での不健康生活指数はおそらく高い方だろう。朝まで呑むことはしばしば。そのまま仮眠で朝から仕事なんてのもあたり前。ダイエット敢行中だから呑んだ後のラーメンは減ったものの、深く酔っぱらうとたがが外れて「大盛りくださ〜い。あっ、先に餃子とビール」なんてやっている。ただし、近年は増加するばかりの仕事量のおかげで、休肝日が自然と多く作れるようになっているのだから、人生ってのはうまくバランスがとれているのだな。

さてさて、師走を走り切るための箱根での休息だった。この芦ノ湖ゴール地点には『箱根駅伝ミュージアム』なる素晴らしい施設がある。ファンにはたまらない場所で、ここを始めて楽しんできた。貴重な写真や勝負のエピソード、さまざまな切り口でのデータなどなど、箱根ジャンキーの僕は唸りっぱなしだった。ミニシアターにはこれまでの勝負が短く編集されたビデオが流れていて、柏原くんの快挙の山登りに思わず涙ぐんでしまったおっさんである。全部見たかったが、おそらく何時間にもなるだろうから連れに気遣い早々と後にした。次回は1人で来てすべて見ようとの楽しみを残したのだ。これを見ていて思ったのは、記憶がかなり曖昧になっていること。要するに呑みすぎなのだ。箱根ジャンキーでなく、お正月ジャンキーということだな(反省)。

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2件のコメント

  1. いい充電になりましたね。
    おいらは両国の回向院にお参りしてからのかみさんと浅草散策して来ました。
    FIGALOの場所も教えておきました。
    昼の浅草は人が多くて、やっぱり夜の浅草のほうがオッサンにはいいですな。

    • かみさん孝行ですなあ。楽しい1日になったことでしょう。秘密基地がない月曜日はなんとも変な気分です。

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