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出版社として歩んだ10年。〜レディスバイク誕生〜

2010 年 9 月 2 日 プロデューサー コメント

うちの社が出版事業に手を出して10周年を迎えたので、
間にいろいろはさみつつ、これまでのことを振り返りながらつづっている。

 

あーあ、またお正月に誓っちゃった。
そう後悔するほどの難題であったのだ、俺にとって女性誌というヤツは。
とはいえ、男が決めた以上、突き進まねばならんでしょう。
毎日のように書店に行き、女性誌のコーナーにいる人と見ている雑誌を眺めた。
やがて、女性誌といってもファッションメインでないものを参考にするようにターゲットを絞れてきた。
創刊は3月と決まり、焦りながらもドンドン自分のつくりたいベクトルを決めていくべくがんばる。

 

この頃、世の中を騒がせていたのは“負け犬”だった。
独身のワーキングガールたちのことをいったのだが、すごくひどい言葉だなと。
むしろ現在に続くだらしない男たちを見ていると
全然負けていない、絶対その方が幸せだよと思ったほどだ。
ピーンと来た。
ならばがんばっている、男になんかこびない女性たちを応援してやろうじゃないか。
来た来た来た。
こうなると骨格づくりがドンドンと進んで行く。
 ・女でバイクに乗るって、本質で女をわかっているからだよ。
 ・女こそバイクが似合う人生が送れるんだよ。
 ・カッコいいオンナはバイクで週末旅人になるんだよ。
落書きみたいにキーワードを並べて行く日々に入った。
 ・女の人生にバイクをプラスしよう。
うーん、いいね。
こうしてアイデアを練り込んでいった。

 

俺が設定したメインターゲットは22〜30歳くらいの独身女性で、
仕事ができて自分をしっかりと持っているカッコいい女性にした。
その人たちの呼び方は女性ライダーとかいわずに、誌面ではオンナにした。
そこに憧れる学生とか、主婦だけど乗っているとかいう人もいて、
女性ライダー専門誌を熱望しているのはわかっていた。
だが全部カバーしようとすれば、輪郭がぼやけて売れなくなる。
もしも買ってくれても、それはその人の勝手でしょと言い切るくらい、誌面づくりからは除外したのだ。

 

そうしてでき上がった世界は、
L+bikeというロゴマークで雑誌名自体はレディスバイクとし、
女性の人生にバイクをプラスする提案をするというものになった。
ヘッドコピーにはプラスバイクでリフレッシュ! 負けないオンナのバイクスタイル誌とした。

うん、我ながら完璧だね。
こうして見事に復活したレディスバイクは、やったね廃刊寸前時の5倍以上の売り上げを記録した。

 

この創刊も苦労したのはもちろんだが、
ターゲットを自ら創出していくというものとしては、画期的な手法だったような気がする。
それまでとはまた異なる感性を身につけちゃった瞬間だね。

 

続くぜよ

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