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昭和40年男が作った映画『TOKYO てやんでぃ』試写会に行って来た!

2012 年 12 月 12 日 編集部員 コメント

TOKYOてやんでぃ

本誌でも連載を担当している昭和40年男の村木藤志郎さん率いる「うわの空・藤志郎一座」が原作を担当し、『下妻物語』(’04年)、『姑獲鳥の夏』(‘05年)、『魍魎の匣』(‘07年)など、数々の話題作をプロデュースしてきた、同じく昭和40年男の神田裕司さんが監督を務めた映画『TOKYO てやんでぃ』のマスコミ試写に行ってきました。

 

舞台は寄席の楽屋。通常であれば約4年ほどで通り抜ける前座に、9年5ヵ月以上居座り続けている立花亭ピカッチの、やたら忙しい高座裏での1日を描いたコメディ作品です。数度目の試写でありながら会場は大入り満員。通路に補助椅子をびっちり置くほどの盛況ぶりで、本作品に対する期待の高さがうかがえる熱気でした。

 

「だからよ、寄席は楽屋がおもしれぇんだよ」というキャッチ通り、いや、想像をはるかに超えて、寄席の楽屋はおもしろかった! ノゾエ征爾さん演じる主人公・立花亭ピカッチに、これでもかこれでもかと襲いかかる災難。ピカッチを取り巻く個性豊かで愉快すぎる面々。ピカッチがかわいそう! ピカッチしっかりして! などと、心で応援しながらも、それでもやっぱり笑ってしまう奇想天外な事件の数々。キャラクターひとりひとり、そして台詞のひとつひとつがもれなく意外性を含んでいて、頭で考えるより先に笑ってしまうというスリリングな楽屋。もうっ、ほんとうに、なんなんだ、あの人たちは(笑)。

 

ナンセンスな笑いをふんだんに取り入れながらも、ごく自然に感動のラストにつながっていくところもまさに技アリです。とにかく、舞台のライブ感と映像が見事にマッチして、息つく間もない102分。冒頭シーンからラストまで、休む暇なく笑わせていただきました。数分と開けずに打ちこまれる“笑い”の銃弾はちょっと感動モノです。

 

南沢奈央さん、安達祐実さんをはじめとする豪華キャストのぶっ飛んだ演技にも注目! 昭和40年男の心の師匠、小松政夫さんも粋でおちゃめなピカッチの師匠を力演されています。もちろん、村木藤志郎さんも出演。めっちゃ濃いキャラを演じられていますよ~。

 

うう、言いたい、もっといろいろ詳細に書きたい。でもここはぐっと我慢して(笑)。みなさま、公開は来年2月下旬です。ぜひ劇場にてお確かめください。最近笑ってないと思ったら、迷うことなく『TOKYO てやんでぃ』です。

 

 

監督:神田裕司

脚本:村木藤志郎、土田真巳、神田裕司

出演:ノゾエ征爾、南沢奈央、有坂来瞳(友情出演)、黒田福美、伊藤克信、池田鉄洋、ラサール石井、でんでん、石井正則、中村昌也、千太郎(西麻布ヒルズ)、平沼紀久、山田清隆、佐藤栞菜、村木藤志郎、里見要次郎、泉堅太郎、金原亭世之介、夕霧、白須慶子、三谷昇、真野響子、安達祐実(友情出演)、小松政夫

劇場公開:2013年2月下旬

 

 

■葉月けめこ

雑誌を中心に執筆。アイドルユニットや音楽劇などへの歌詞提供など、作詞活動も行なう。

 

 

   

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