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【S40News!】絶対に倒れないバイク!?

2012 年 7 月 15 日 編集部員 コメント

非常に魅力的なシティコミューターが海外のベンチャー企業から発表されたので紹介したい。

 

都市部に住んでいるなら誰もがあるといいなと思うコンパクトなシティコミューター。現状ならば、原付スクーターや電動アシスト自転車、軽自動車などがその範疇に入るだろうか。場合によってはホンダ『フィット』トヨタ『ヴィッツ』といったリッターカークラスもここに入るかもしれない。

 

こうしたシティコミューターにおけるEV化が進んでいるのはご存知のとおりだ。エネルギー密度が低く、重量や体積の問題で航続距離が長くできない電池のせいで、まだ内燃機関にはかなわない面があるのは否めないが、シティコミューターではさほど航続距離の心配はない。むしろ自宅で充電できる、燃料(エネルギー)単価が安いといったメリットから、EV化を進めやすいカテゴリだといえる。また、停電時に家庭で使用する電力を賄うこともできるなど、万一の場合に安心という用途もでてきた。

 

実際、ヤマハ『EC-03』日産『リーフ』など量産・販売が進んでおり、さらにダイムラーやBMWを始めとする欧州メーカーもコンセプトモデルを発表するなど、積極的な開発が進められている状況だ。先日お伝えした『コムス』などもそのひとつといえよう。そんな中で、新たな形態を持った電動シティコミューターが現れた。それがカリフォルニアのベンチャー企業Lit Mortorsの『C1』である。最大の特徴は二輪でありながら、運転席がスタイリッシュなシェルで囲まれていることだ。

 

スクーターやアシスト自転車などの二輪モデルはコンパクトで気軽に乗れる一方で、暑さ寒さの影響が大きく、また雨天時は乗れないか、レインウエアを着用する必要があり、雨天の多い日本では実用性の面でどうしてもデメリットがある。そこで、これまでにも屋根付きモデルが多数開発されてきたが、当然、静止時や低速時には何らかの方法で車体を支える必要があるので、宅配ピザ車両のような屋根をつける程度が限界であった。これを三輪化、四輪化して倒れることを防ぐ機構も考案されたが、二輪ならではスリムさを阻害するため、メリットがどうしても薄れてしまう。

 

ところが、この『C1』はタイヤが2つしか付いてないのに運転席がすべてシェルで覆われているではないか。これなら雨風、暑さ寒さの影響は最小限だし、ヒーターやエアコンがあれば快適性も高いに違いない。しかし、停止時や低速時はどうするのか? これを解決するためにLit Mortorsが採用したのが強力なジャイロである。これによって、二輪のみで完全に自立することができるのだ。しかもその自立具合が半端ではない。多少動かすくらいはもとより、ドアの開け閉めや蹴っ飛ばしても、事故にあっても倒れないというのだからスゴイではないか。

 

乗員は前後に2名乗ることができ、トップスピードは160km/h、航続距離は320kmというから、シティコミューターにはもったいないほどの性能で、十分に長距離走行も可能といえる。これも二輪ならではのスリムさや、タイヤの少なさに由来する低抵抗、高効率を活かした上での成果といえそうだ。フロントホイールはセンターハブステアリング機構を備え、モーターは20kwの出力を持つインホイールモーターをリヤホイールに内蔵する。バッテリーのタイプや容量や不明。ハンドルはバイクと異なり、円形のハンドルを採用しているから、運転感覚はクルマ的なものなのだろうか。運転席はまたぐのではなく座る椅子タイプで、横方向の荷重移動はやりにくそうだが、強力なジャイロを搭載しているので、おそらくコーナリング時の車体姿勢は自動制御だと推測されるがどうか。しかし、それはそれで非常に難しい技術となりそうだが。

 

ということで新しい移動手段としての可能性を切り開いているLit Mortorsの『C1』。なんと2014年の発売が予定で、現地ではすでに予約を受けつけているという。販売価格は$19,900とのこと。意外と安い? 発売が待ち遠しい、新たなモビリティである。

 

 

 

 

 

   

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