【S40New!】長年親しまれてきた小田急の3車種が引退。

日本最大のターミナル駅である新宿を起点に、計120.5kmに渡る鉄道ネットワークを形成する小田急電鉄。その小田急電鉄の象徴でもあった3車種、5000形、10000形、20000形が退役を迎える。

小田急初のフルハイデッカー車両10000形と、初の2階建て車両20000形は、観光産業が盛んになった80年代後半〜90年代前半にかけて登場。観光バスなどもハイデッキ化し、それに呼応し、車窓の眺望を楽しめるようにと開発され、箱根観光、西伊豆エリアを中心に活躍。両車とも鉄道友の会が選定する『ブルーリボン賞』を受賞している。
また5000形は70〜80年代にかけて輸送力増強のために導入された車両で、小田急の通勤車両で初の新製冷房車となった形式。小田急の顔だった車両だけに引退は寂しい。


『ロマンスカー・HiSE(10000形)』1987年から運行開始し、観光輸送が中心。車体は展望席部分以外が床面の高い、小田急電鉄初のハイデッカー構造。小田急ロマンスカーのイメージリーダーとして活躍してきた。


運行は1991年から。車体はハイデッカー構造に加え、当社唯一のダブルデッカー構造で、2階部分にはゆったりとした3列座席のスーパーシート、1階部分にはセミコンパーメンとが設置されている。


1969年に就役。急行や準急などで10両運転を行ない、通勤時の輸送力増強に大きく貢献。5000形の全盛期には4両編成と6両編成あわせて35編成(180両)が製造され、通勤車両の主力として活躍した。

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