新型コロナウイルスの功罪の巻

新型コロナウイルス感染拡大を防ぐために、東京など1都3県に出されている緊急事態宣言。今月21日に解除期限を迎えますが、さらなる延長も検討されているようで、最終的にその決定は18日頃になる見通しのようです。首都圏に限らず、全国的にもこの数日の状況を見るとほぼ横ばいで、県によってはわずかながら現患者数が増えてきているところもあります。患者数が第2波の時の最低ラインに達しないうちに上昇の兆しを見せているというのがいささか気になるところです。卒業・入学、始業式や入社式など年度の初めは何かと人が集まる行事が多くなりがちなので、もし1都3県の緊急事態宣言が解除されても、引き続き個々の感染予防対策は緩めずにしたいものです。

第3波ピーク時には、まさに医療崩壊寸前(すでに崩壊と呼んでいい?)の状況で、感染しても入院すらできないのでは? という恐怖もありました。現在、東京においては病床使用率も30%を下回るほどまでになっていますが、ここで油断して第4波が起きないことを願います。医療従事者の方から優先的にワクチン接種も始まっていて、どうもそちらにばかり気をとられがちですが、同じく必要なのは患者に対する治療薬です。米英の製薬大手が治療薬の臨床試験(治験)を、日本国内で月内にも始めるらしいということですが、どうもワクチンと比べると遅れている感が否めません。ワクチン接種によって罹らないようにするのはもちろん大切ですが、現在すでに罹ってしまって、命を落としている方も大勢いるわけですから、治療薬の治験、承認を少しでも早く進めてほしいと思います。

感染予防対策で実感したことを継続しよう

どんな対策をしたところで、仮に特効薬ができたところで、この新型コロナウイルスの患者がゼロになることはないかもしれません。常に一定数の人が罹患している…という状態が続くことも可能性として頭の中にとどめ、感染予防対策は個々が習慣として続けていけばいいと思います。この意識は、今回の新型コロナウイルス感染拡大によってもたらされた、よい一面のひとつではないでしょうか。現に、インフルエンザを含めた他の感染少々が、前年までと比べると大幅に減っているという事実があり、対策をすればなんらかの効果が得られることは実感できたのです。人前では常にマスクをすることで、去年から今年にかけて一度も風邪をひいていないという人もいます。私自身はもともと風邪をひくことも少ないのですが、「年に1、2度は風邪をひく」「予防接種してもインフルにかかる(こともある)」という連れ合いが、この1年そういった類の病気とは無縁なのです。家から一歩出る時は必ずマスクをして、帰宅したら真っ先に手を洗ってうがいをする。たったこれだけのことです。さしたる手間でもなければ、苦痛というわけでもないですよね。緊急事態宣言が解除になり、仮に検査数や患者数の報道がされなくなる日がきても、たぶん我が家ではこの予防対策が日常になることでしょう。がんサバイバーである連れ合いには、たとえ些細な病気でも罹ってほしくはないですし、本人が最もそう感じているはずですから、こうして新型コロナウイルスのおかげでマスクと手洗いの有効性を身をもって知ることができたのはよかったと思っています。

手洗いは本当に大切です。とにかく帰宅後や食事前などは必ず洗う習慣をつけましょう。

また、在宅ワークになどよって運動不足に陥りがちだからと、なるべく運動をしたり、生活のリズムに気をつけたりと不摂生を改善する方へ気持ちが向いた方もいると思います。もしコロナがなければ、わざわざ運動することもなかったかもしれませんよね。そういった方にとっては、この新型コロナウイルス感染拡大によって日常生活を変えるきっかけをもらったわけですから、ぜひ収束後もその習慣や生活リズムをくずさないように継続してみてください。

新型コロナウイルスの収束を願って

とはいえ、もちろんいいことばかりでないのは誰もが知っています。治療にあたって自分の時間も家族との時間も犠牲にせざるを得なかった医療関係者の皆さん、リストラによって仕事を失ったり減らされてしまった方や廃業に追い込まれた方、そうしたさまざまな理由から体調やメンタル面をくずしてしまった方など、マイナス面の方がはるかに大きいことは事実です。人との交流が疎遠になることで不安を抱える人もいるでしょう。新型コロナウイルスの猛威は、私たちにいいことも悪いこともさまざまなことを教え、突きつけてきました。人それぞれ、置かれている状況や立場は千差万別ですから、解決策も一つや二つではないはずです。一人ひとりの力は微力で目に見えない…いつも思うのですが、みんながちゃんとやれば大きな力となって新型コロナウイルスが「脅威」とならない日がくると思います。都内では時短営業をしていない飲食店に人があふれるほど集まっているとか…。経営者にとっては死活問題、もちろんストレス解消のためにも外で飲みたいという人もいるでしょう。それを絶対ダメとは言えませんが、その際にはソーシャルディスタンスを保って、おしゃべりする時にはマスクをするなどして感染予防に気を配りたいものです。 今はまだ前向きな志向全開とはいかないかもしれませんが、よい新年度を迎えられるように感染者の減少を目指してもう少しがんばりましょう!

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