胸部レントゲン希望したらコロナ疑惑?!の巻

月に一度、持病の喘息の薬をもらうために呼吸器専門医の先生がいるクリニックに通院しています。呼吸器科の他に内科、循環器科、小児科もあるので、普通に風邪をひいた人や高血圧や心疾患の持病がある人、小さい子供の患者さんも受診しています。コロナ禍で院内はかなり厳重な対策を行っており、発熱のある人とそうでない人は診療時間帯を分けたりスマホアプリによるオンライン診療などにも対応しているようです。病院の入り口には「当院ではPCR検査は行っておりません」という案内が貼り出されていて、そういう状況からもPCR検査を受けられる環境というのはまだまだ限られているのだろうなというのを実感します。

ここ10年ほどは喘息の発作もなく、薬でコントロールできています。以前、油断して薬を止めて大発作を起こすということを3度ほど繰り返し、今はしっかり通院を続ける日々ですが、新型コロナウイルスで症状が重症化すると言われている基礎疾患のひとつなので、今まで以上に気をつけなければと思う日々です。毎年1度は定期健診としてレントゲンを撮っていましたが、特にいつと決まっていたわけではなく、先生が「次回レントゲンと血液検査やりましょうか」という感じで、会社の健康診断が近い時などは飛ばしていたりしました。ふと、コロナの感染症状として「発熱などがなくても気がつかないうちに肺炎になっていることがある」というのを思い出し、先日の土曜日受診する際に、せっかく病院に行くのだからと、その日レントゲンを撮ってもらうことにしたのです。

感染しているという不安はなかったけれど

普段電車は乗らず、外で食事をすることもなく、人が大勢いるところといえば週に一度近所のスーパーマーケットに買い物に行くくらいです。もちろん毎日マスクはしていますし、手洗いもきちんとしているので、これで感染するようならどうすりゃいいんだという感じで、自分自身ではまず感染の疑いはないと思っています。まぁそれでも、レントゲンを撮って何事もなければ安心ですから、そのためにもと思い自分の方から「今日、胸のレントゲンお願いします」と先生に申し出たのです。先生が「何か気になる症状でもありますか?」と言うので、「特にないですけど最近鼻づまりがひどいせいで時々頭痛はします」と答えました。聴診器で胸の音も聞き、特に異常は感じられなかったのでしょう、看護師さんに「胸部レントゲンお願いします」とごく普通に指示を出していました。

些細なことでも感染を疑うことが大事

レントゲンの準備をする時、看護師さんが「何か体調の変化はありましたか?」と聞くので、先ほど先生に言ったのと同じように答えたところ、「そういう場合は先に受付で言ってください」と割と強い口調で言われたのでちょっと「え?」という感じになりました。「アレルギー性の鼻炎もあって、ずっとその症状を抑えるための薬も処方してもらっているので、程度の差はあれ一年中鼻づまりなんです」と説明する間もなく、「こんな時期ですからねぇ…誰が罹ってるかわかりませんから」と…。そんなわけで、レントゲンの結果を待つ間、すべての診察が終わって会計を待つ間はなんだかパーティションで仕切られたところで待機させられていました。その間に通常の待合席ではゴホゴホと咳をしている人もいるんですよ…。なんか、過敏になるところがずれている感じが否めませんでした。でも、ちょっと待てよ…念のためにレントゲンを撮ってもらったらそれだけでコロナ感染疑惑を抱かれて、そのことでちょっとブルーな気分になっている私って「嫌なやつ」ですよね。

コロナを正しく恐れよう

もちろんレントゲン結果はなんの異常もなく良好でしたが、知らず知らずのうちに、気持ちがコロナに影響を受けていることに気づいてしまった出来事でした。看護師さんが医療従事者として、万全の注意を払っていることに対して、「謂れのない差別を受けた」という稚拙な感情抱いてしまう自分を情けないと思いました。コロナの感染を疑われたことにイラっとするというのは気づかないうちに差別してしまっているということです。これから先、この新型コロナウイルスとは長く共存していかなければならないのは間違いないと思いますので、差別なく、油断なく、意識の違いによる分断なく、正しく恐れることをみんなが意識できるようになればいいなと思います。いろんな意味で人類を蝕んでいるウイルスに負けないようにするためには、少し冷静になることも必要なのかもしれません。「コロナ感染疑惑」にイラっとした自分に、大いに反省した週末でありました。

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