第90話 やったやった、届いたぞ〜。(2)

本当に売れるだろうか?
でき上がってきた雑誌を最初に手にして
しばらくかわいがった後に出てきた不安である。

この段階になっておかしな話かも知れないが
作っている最中は売れると信じて突き進んでいるから
今日ここで至った気持ちよりラクなのだ。
必死になってがんばっていればいいのだから。
でも、今手にした本が書店に並んでしまうと
俺が売るためにがんばれる要素は限りなくゼロに近い。
なんだか急に現実の中に放り出された気分になった。

ある程度の支持が得られなかったら次はないと
自分に言い聞かせてきた。
これだけ苦労してつくったのに
ひょっとしたらこの1号で終わってしまうかも知れないということだ。
それはあまりにもつらい結果だよ。

でもね、まったく支持されなかった本はやっぱりダメなんだよ。

この記事が気に入ったら
いいね ! しよう

Twitter で

最初のコメントをしてみませんか?

お気軽にコメントをどうぞ

メールアドレスは入力しても公開されることはありませんのでご安心下さい。


*